嫌な予感がしていた。
仕事が終わって帰り道、1件の着信が…。
「エガちゃん」
よく電話はかかってくるが、この時は何故か嫌な予感がした。
そして、この電話による会話の中で僕は確信した。
エガさんは浜北にいる!
なぜ来たのかは分からないが、いる!そしてあの人も…。
エガさん「とりあえず家に帰って、着いたら連絡して」と。
嘘だ!あの人は待ち伏せをしている。
僕の脳裏に再びあの悲劇が浮かんだ。
拉致だ!
しかし帰らないわけにはいかない。僕はゆっくりと家に近付いた。
遠くから見ると、見覚えのある青いMINIが停まっている…。
まずい!僕は迂回して裏からまわりこんだ。
しかし、そんな僕の行動は見透かされていた。
もう終わりだ。逃げられない。僕は観念した…。
この瞬間、僕の目にはうっすらと涙がうかんでいた…。
エ=エガさん
鷹=鷹様
エ「15分でシャワー浴びて支度してきて」
NOとは言えない。僕は大急ぎで支度をするしかなかった。
エ「よしボウリング行くよ!もちろん東名ボウルね?」
僕「え、今からですか?明日仕事なんですけど。」
エ「名古屋泊まって、新幹線の始発乗ればいいじゃん。ホテルは用意してあげるから」
僕「GWだし、今からは無理でしょう?」
エ「俺を誰だと思っているんだ?○○だぞ!」
すぐホテルに電話をすると、一部屋こじあけた。
鷹「ホテル取れちゃいましたね。もう逃げられませんよ。」
この日の鷹様は妙な雰囲気だった。
こんな感じのいきさつがあったが、結局ボウリングはせずに、蕎麦を食べてホテルへ行った…。
チェックインを済ましルームサービスで、ワイン、シャンパン、カレー、スープ、チーズ、ケーキをオーダー。
飲むしかない!エガさんに付いていかなければ…。
僕はワインを開けテイスティングをした。そしてチーズを食べながらワインを飲み干した。
その後はカレーを食べシャンパンを飲み、僕はかなり酔っていた…。
もう限界だった。朝5時に起きなければいけないのに、時刻はすでに3時。
僕「もう寝る~」とベッドに飛び込んだ。
この後の記憶は完全に無い。何を話したのか、何を聞いたのか…。
みなさんの想像にお任せします。
そして朝の5時に目が覚めた。
…気がする。
あまり覚えていないが、完全に目が覚めたのは7時半。
どうあがいても遅刻だ!
しかし、少しでも早く浜松へ帰るため、大急ぎでシャワーを浴び、新幹線乗り場まで全力疾走!
そして、浜松駅からの乗り換えも全力疾走!
電車の中で一人汗をかいていました(笑)
ま、こんな日もあるさ!
僕が完全に目が覚めたのはAM7:35だった。
もう時計を見る前にヤバいことは感じていた。
あきらかにおかしい!どう考えても寝過ぎた!
もう仕方ない…、まずは遅刻の電話をしなければ。
僕「おはようございます。すみません、今日遅刻します」
→「あ、そう。何時くらいに来れるの?」
僕「う~ん、なんとか10時くらいには」
→「10時?遅刻の理由は?」
僕「寝坊です」
→「は?寝坊?なんで2時間もかかるの?」
僕「いや、かかるんですよ」
→「そんな訳の分からない理由じゃ納得できない。ちゃんと説明して」
僕「実はですね、今まだ名古屋にいるんですよ」
→「あ~なるほどね。じゃあ気を付けて来てね」
意外にも怒られませんでした(^^;
P.S.
昨日は電話に出れなくてゴメンナサイm(__)m
また今度、話でも聞いてください。