今年のメインイベントやな!
3冠3頭は背負っとるもんが大きい中、覚悟の参戦やったと思う
特にアーモンドアイ陣営、コントレイル陣営はなおさらのもんやろう
まずは、彼らに敬意をやな!
アーモンドアイはなんやかんや言われとるけど
勝ち続ける者の重圧ちゅうのは半端ないと思うで
勝つだけでも十分に凄いことやが、続けるとなると力が二、三枚抜けとらんとできんことや
彼女は元々高速馬場専特化ちゅうだけではなく
稍重~良馬場の低中高速をこなせるタイプやったと(シンザン記念、桜花賞参照)
クロノジェネシスとは逆タイプやな…クロノはそこに道悪特化っちゅうもんがある(アモアイの高速特化のようなもんやな)
高速馬場で競馬を重ねることによって、特化してったっちゅうわけやろう
賢い馬はフォームをアップデートするんもんや…
欧州で必要なパワーを手にしたエルコンしかり
現代競馬に適した加速力を手にしたラッキーライラックしかり
今年の宝塚に参戦してくれんかったんは残念やったが、昨年有馬に挑戦してくれただけでも十分やったと思うわ
東京(自分の庭)だけでセコい言うても
東京は力通りになりやすいチャンピオンコースでもあるわけやからな
そこで、G1で勝ちまくっとるだけでも凄いことやわ
秋天が僅差になったもんやから囁かれとる能力の衰えについてやが
相手がフィエールマン、クロノジェネシスぞ・・・
末脚自慢のカデナ、絶好調スカーレットカラーが溜めて33.7にとどまるなか、32.7、32.8ぞ・・・
そんで本馬も道中位置を取って33.1でおさめられとんやで・・・
同じ3番手におった絶好調キセキを上がりで1秒も上回っとるんやが・・・
(1秒の差はキセキは上がりの上限がっちゅう問題やないやろ・・・)
マジレスすると、カデナは追走からの押し上げで鈍り(持続力、底力不足)
同じくスカーレットカラーも追走からの押し上げでスタミナを消耗、底力不足を露呈
キセキはスピード不足のせいで追走で消耗してまったといったところやろう
馬なりで楽に追走できるフィエールマン、クロノジェネシスは
基礎的な能力をコンプリートしとる土台が持続力に繋がっとるから簡単に脚が鈍るっちゅうことはないんやろう
ただし、今年の安田のパフォの低さを間隔や体調面抜きに能力として考えるなら別やけどな
歴史的名牝のグランアレグリアには負けるのはしょうがないとして
落鉄インディを交わすもギリギリで、通ってきたコースは違えど上がり勝負でも負けとる
あれを本当のパフォーマンスと捉えるなら「衰え」といってええと思うわ
やが、ワイは何度も言うがマイルのスピードを中距離に持ってこれる馬やから化けモンやちゅってな
やからな、マイルはマイルなんよ
中距離ではスピードを生かして位置をとれるやろ
そんでゴールまでそのままスピードを生かしていけるんやから・・・
好位からあの競馬をされたら、いっくら末脚自慢でも届かんよ
それに、マイルかて位置取りが成功すれば圧勝できとるわけやしな
まとめると、秋天はアーモンドアイよりフィエールマン、クロノジェネシスの能力をどうみとるかで変わるやろうね
ワイはもともと両馬の評価が高いわけやし
相対的にも他の末脚自慢よりも1秒も速く上がってきとるわけやし
話は少しズレるが、フィエールマンは秋天でまたひとつ階段を上ったと思うわ
菊花賞のラスト2F22.0、これはクリちゃんが言っとるように立派な瞬発力の片鱗やが
切れ味に特化しとるとはいえん馬達も上がり33.9をマークしフィエールマン含め5頭が同タイム
34.1を出したんもブラストワンピース、タイムフライヤーちゅうのもあって、各馬の上がり差が少ないレース
フィエールマンの瞬発力が並はずれとるっちゅう方向に、相対的ばかり見とる人間にはわかりにくいレースやった
結果、中団から4角6番手の競馬して33.9でまとめたフィエールマンの底力のほうに価値が向いたっちゅうわけなんやが
この時にマスクされとった本物の瞬発力の片鱗っちゅうのが、秋天で後方からの競馬になることによってあぶり出された形ちゅうわけや
(後ろからになってまったときは他馬とは違う異次元のこのキレよ、サリオス(片鱗もまだなしに無茶やったか))
クロノジェネシス、アーモンドアイは化けモンとして、他の同じ位置におった末脚自慢タイプに1秒以上も差をつけたのは初めてやったろう
クリちゃん、鬼講師、怪人P先生はあの瞬発力を、溜めれば異次元に切れることを
早くから「確信」しとったっちゅうわけやから恐ろしんやが・・・
「多分いけるはず」(そう思うんは愛ゆえやないか盲目になっとらんか?ワイ)やが
・・・っちゅって迷いが生じとったワイは
大幅短縮レースで普段よりも後ろになるんを予想できた秋天(結果は「アクシデントで」やったが)
後方から溜めるレースになったら見立て通りの切れ味が使えるんやろうか?(ワイ盲目になっとらんか?)
コンプリートタイプやし、こいつはそうなっても異次元の脚をつかえる(はず)と見込んではおるが・・・
どうしたワイ、これまでにも瞬発力王の片鱗はみせとるやないか!
(やが、その上でどこまで期待込みで印をつければええのか・・・)
ちゅって、迷っとったところを鬼講師と怪人P先生の後押しがあったっちゅうわけや!
(さらにアカノニジュウイチで外差しバイアスをつかんで万全になったっちゅう話)
ホンマ、信頼できる予想人が身近におると助かるわ・・・
ちゅうわけで話を戻すんやが・・・
アーモンドアイに迫ったフィエールマン、クロノジェネシス
こいつらやって、ヤバイ能力者の部類やと思うで・・・
やから、この2頭に迫られたんを「衰え」やって結論を出すんはまだ早いかもしれん
昨年の2着馬ダノンプレミアムとの着差はほぼ変わっとらんしな
しかも、去年はよりアーモンドに恵まれたレースやったわけやし・・・
それで同じ差っちゅうのは、むしろ!っちゅう考え方さえできる
(ダノンプレミアムは中内田大作戦で足引っ張られたっちゅうのも否めんが)
で、今回は距離が延びるわけやが…ここの意見も分れそうやな
2年前に53キロで勝ったJCは超高速馬場で相手をみても、高速適正に特化しとるわけやない馬ばかりや
(この頃のキセキは今とは違うかもしれんが)
とはいえ、何度も言うわけやがマイルのスピードを中距離にっちゅうことができる馬やからね
2000より2400でマイルのスピードを生かされるほうが他馬にとっては脅威やろう
それを阻害せん馬場状態(スタミナを奪わん高速馬場)やったら、むしろ延長はプラスまであるっちゅうのが
常識ではかれん化けモン、アーモンドアイの見方や
ただ、タフ馬場んなると常識化してしまいそうなんもミソや
スタミナを奪われてまうで、当然2400mが2000mより厳しい条件に変わるやろう
2000mまでやったらタフ馬場やっても泥んこまでいかん限りは対応可能やが
2400mとなると、ちょっとわからんわな・・・
どの道、ここで勝とうが敗れようが
偉大な馬として最大の敬意をもって引退レースを見届けていきたいわ