展望☆JC2020②

さて、今日はコントレイルについてや
ここで負けようもんなら、言われ続けるやろう
成長して、いっくら活躍しても「アーモンドアイほどやない」と

競馬ファンとしては、ここでアーモンドアイを撃破して
来年の盛り上がりにつなげてほしいところやろう
東京2400ではサリオスを子供扱いしとるわけやから、もっと上のギアがあるのは間違いない
やから、ここは彼の潜在能力に期待を込めて、本命に!

 

・・・ちゅうのは、個人的に「世代限定戦」までやと思っとる
世代限定ちゅうのは各々多くのもんがマスクされとる上、レースで必須なパフォの水準値も曖昧や
世代によってそのレベルはまちまちやからな

やから、2歳、3歳のような限定戦では「期待」ちゅうのがワイの中ではまだ通用する
通用するわけは「多分こんくらいは見込める」っちゅう指数を、常識外に高く見積もらんで済むからっちゅうんもある

やが、古馬G1戦は「遊びじゃねーんだわ!」ちゅうように厳しい目でみとる
古馬G1戦は能力がマスクされた馬が少なく、必須なパフォの水準値も可視化されとる

マイルCSでいったら、グランアレグリアの1600は「馬の上限付近の能力」や
インディチャンプやって、歴代の名マイラーに肩を並べる能力やし
アドマイヤマーズも舞台を変えれば、世界で活躍できるレベルやし底力がダンチや

やから、今年のマイルCSの馬券に絡むための基準値は相当高かったわ

わかりやすくD値(トラック適正込み)で表すんなら、

グランアレグリア 97[84]-100(84は気性に問題を抱えとった頃)
インディチャンプ 94-97(パワー重視でやや下降か)
アドマイヤマーズ 86-91(パワー重視でさらに上昇)
サリオス 84-???(上限未知数)
レシステンシア 78-84(パワー重視でさらに上昇)

これには流石の鬼講師も当然わかっとって、激しく同意したもんやわ
「3段階ギアを上げろ!」っちゅう注文やったやろ

サリオスが高速阪神1600で勝つためには
平均で84付近で推移しとった指数100に爆上げする必要があったっちゅうことや
それも久々のマイル、近走スピードレースの経験なしっちゅう状態で、しかも斤量差たったの1
やから、相当ハードルが高かったわけや・・・
いくら好きで潜在能力を認めとっても、チキンのワイには到底重い印を打てる状況になかったんや・・・

しかも、求められるグランの上限100っちゅうのは大げさな話やなくて、ほぼ馬の上限レベルや
(レースごとにそん中の一番強い馬のベストパフォを100として組み立てとるから、他馬に100つけとっても誤解のなきようにや)
インディの97っちゅうのも歴代の日本の高速マイラーで10本の指には入るレベルやからね
しかも、センスが並はずれとる競馬の申し子で、勝つためのテンプレ行動が崩れん
特にいっくんが思い通りに上手く乗れるんは、そんだけ馬の操縦性が優秀だからなんや
そんで、あの加速力やからよっぽどツマりもせん…一瞬でも空けばそれでええ

サリオスは道中の位置取り争いからしても、彼らに良い場所を取られてまう可能性も高い
才能を磨きに磨いた猛者相手に、センスだけで太刀打ちはなかなかできるもんやない
(クリちゃんが懸念した外枠っちゅうのはここもやろう)
そこを超えていくっちゅうのは、いくら応援したいっちゅっても冷静になってまったわ

やが、鬼講師のそれをわかった上で本命にしとる男らしさに惚れ直したし
怪神P先生もデムーロリスク(スタート下手、近年劣化)を理解しながら、重い印を打った
グラン、インディ、古馬のレベルをわかった上でや・・・
冗談抜きで、ワイにはできんことやからリスペクト半端ないで・・・
どう表現したら伝わるんやろ…とにかく見解と結論をみて熱いもんが込み上げてきたわ!
(たまたまああいう結果に落ち着いたわけやが、ホンマにワイはつまらん人間やと思うわ
ハードルは越えられないほうが当たり前や…それがその通りになったところでどうもこうもないわけやからな
サリオスを信じた人々もみな苦しいと知りながら、サリオスと共に挑戦をしたんや…ロマンを託したんや
ワイは好きでありながらも、グラン相手に勝ち負けするんを信じることが全然できず情けないわ・・・
こういうんが背中押してもらわんと好きなフィエールマンを秋天で買えんかったっちゅうところやろう
やっぱり上手く言えんが、ホンマにツマランと!ワイ自身が

 

正直、サリオスはレース前も言ったんやが秋天でも見たかったところや
斤量差2もらえて高速馬場マイル戦ほど経験値が必要なく、延長ローテで挑めたわけやからね
単純にフィエールマン、クロノジェネシス相手にどこまでやれたかも気になったわ

 

っちゅう具合で、好敵手サリオスを例に出したわけやが
今回のコントレイルも同じ状況に置かれとるわけや
アーモンドアイちゅう稀代の名牝に挑むわけやから・・・

彼女のスピードが要求される馬場での最大パフォーマンスは
短距離女王のグランアレグリア同様、ほぼ「上限」や

これを超えていくっちゅうんは並大抵のことやない
今年の3歳戦は86あれば余裕やったっちゅうところを、100要求されるわけやからね

やが、幸い東京2400は阪神マイルの高速馬場ほど
いい位置をとるための土台(ペース、レース経験=サリオスでいう1400m以下の経験やらスピード競馬やら)を求められん
高速馬場のマイルと違って、戸惑いがあっても融通が利くところもある
それにコントレイルはサリオスの2枚上のレースセンスを持っとる
やから、「経験値」ちゅうのはサリオスよりは響いてこんかもしれん

マイルCSで改めて感じたわけやが、高速馬場っちゅうのはレースセンスが肝やと思うわ・・・
スピードだけやなく、いかに「道中でいい位置を奪えるか」っちゅう…それも馬なりで
(大阪杯もそうやったな、センスと反応がええラッキーライラックがワグネリアンの位置を奪った)

やから、そこにはあまり心配はしとらんけど、どうも週末の馬場レベルが怪しいんよな
馬場が良くないと「位置取りセンス」っちゅうのが、これまでほどには生きてこん可能性が出てくる
ここでそんな試練がこようもんなら、コントレイルにとっては相当苦しいがどうなるか・・・
コントレイルの最大の武器のひとつが競馬センスやからね・・・

 

やっぱり、世代限定戦のG1と古馬G1戦っちゅうのはレベルが違うでな

3歳戦でスピードがあるっちゅって評しとった馬が
古馬戦になって懐疑的な評価になるんは、単純に基準が上がるからや
古馬には経験を重ねてヴァージョンアップしたガチのスピード馬場型もおったりするからな
あくまで横軸でスピードのあるなしを評価しとるわけやからね

 

今年やとレシステンシアがそれに該当したわけや
(ただ、クリちゃんが違うと言っとる以上は見誤っとる可能性大やが…
高速馬場でスペシャルになれん馬をスピード馬やと言いたくないちゅうのもあるから、そもそも定義の違いなんかもわからんが・・・
とはいえ、見誤っとってほしいところやわ!そっちのほうがオモロイでな!
走法をヴァージョンアップしてくれてもええで!)

 

ホンマ古馬G1戦は各々馬の完成度もまるっきり違う・・・
もしそん中に入って対抗したいんやったら、絶対的な能力か
あるいは、早熟性も重要になってくるんやろうな

コントレイルは完成しとるように思うが、果たして・・・

背負っとるもんは大きいが、今回は胸を借りる立場やし楽しんでもらいたいところやな
2キロもハンデをもらって挑むことができるわけやしな、いっくん!
コントレイルにとっても、昇級初戦のようなもんや!

適正外でタフやった菊花賞後の疲労は半端ないやろうけど、出走する以上は頼むで…矢作はん!


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