●中山2000mホープフルS
まず考えるべきは中山4週目っちゅうこと
寒さも本番になってきとるで上がりもかかり気味
スピード切れ味自慢よりも中速持続的な脚を伸ばせる馬が有利やな
ただでさえ淡々と流れることが多いわけやし
結果的に追走である程度の消耗があるっちゅう事や
2017 2:01.4 12.5 – 10.8 – 12.5 – 11.8 – 12.0 – 12.3 – 12.6 – 12.8 – 11.9 – 12.2 4F 49.5 – 3F 36.9 タイムフライヤー
2018 2:01.6 12.8 – 12.0 – 13.0 – 12.5 – 12.2 – 11.8 – 11.8 – 12.2 – 11.5 – 11.8 4F 47.3 – 3F 35.5 サートゥルナーリア
2019 2:01.4 12.6 – 11.5 – 12.4 – 12.2 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.0 – 11.9 – 12.5 4F 48.4 – 3F 36.4 コントレイル
2020 2:02.8 12.8 – 11.4 – 13.0 – 12.7 – 12.0 – 11.9 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 12.6 4F 49.0 – 3F 36.8 ダノンザキッド(馬場時計要)
●中距離戦における経験値について
2000mの経験値も大事やがそれより勝るんが
1800mっちゅう決め手比べで自分の型を見つけた馬やわ
1800mっちゅう距離は「競馬を覚える」ために適した距離やと考えとる
先行なり差し切りなり「決め手」を出して勝ち負けしたんは評価をあげる事にしとる
2000mは中身があればええけど
こっちも競馬を覚え差すために前半は抑える競馬
少頭数でスローの競馬やから前が残るっちゅうんが起こりやすい
しかも関西やと内回りやから器用さがそのまま生きてまう事が多いでな
2歳戦の2000mっちゅうんは決め手っちゅうよりセンスが優先されてまって
マスキングされることがよくあるでな
2000mが悪いんやなくて性質の問題や
1800mのほうが「自分探し」に向いとるといえるんや
①シェルビーズアイ
かつてシェルロボマジッスカーっちゅうんがおって
ロボット界ん中でもダンチで好きやったわ
あれどこ行ったんや…壊れてまったんやろうか
実質L3Fの競馬やったが後傾ラップを差し切ったんは評価
前半中間緩みまくっとるんは1戦のみのキャリアを考えると経験値不足やろう
②アケルナルスター
初戦は直線だけの柴田大知らしい捨てレース
とはいえ上がり最速で0.3に迫ったっちゅう最低限
2戦目は上がり2位と「1.3差」っちゅう大差をつける決め脚
2戦とも後方一気狙いっちゅうんに理由があるんやとしたら馬ゴミを避けるためやと考えられる
つまりは臆病やったりするケースが多いわ
末脚は魅力やが後方一手っちゅうんは他力本願やから3着候補までになってまうな
③ラーグルフ
初戦は出負け気味のスタートから末を確かめるだけの競馬で上がり3位
2戦目は競馬ぶりを一変させ先行から上がり最速でセンスの良さをみせたわ
芙蓉ステークスはテンが速かったが中盤激緩みのいびつなレース
先行バテを上がり最速で差し切る競馬
12.3 – 10.6 – 11.9 – 12.0 – 13.1 – 12.8 – 12.6 – 11.8 – 11.5 – 12.3
上がりのかかる競馬を経験しとるといえ中弛みが大きさが本番とは違うわ
惜しいところなんやけどな( ^)o(^ )
とはいえセンスのええタイプと考えて良さそうやな
④グランドライン
新馬戦の相手はアライバルやプルパレイを含め次戦勝ち上がり
マイルではスピードが足りとらんかったようで中距離にシフト
コース経験値はコイツに関しても惜しいっちゅうところ
パンチ力不足を露呈しとるんはコーセイのせいやろうな(;^ω^)
⑤キラーアビリティ
先日のダノンスコーピン評に関わったんはコイツのことになるわ
初戦の敗因はようわからんがブリンカーをつけて臨んだ2戦目小倉2000mで高パフォ
12.9 – 10.8 – 11.7 – 12.3 – 12.3 – 12.3 – 12.4 – 12.2 – 11.8 – 10.8
加速ラップでL1F10.8が光るがラップ構成的にも合格っちゅうところ
ブリンカーを外して臨んだ萩S阪神1800mはダノンスコーピンと競り合いを演じた
ワイが求める2000mでの実績に加え1800mでの決め手
本命はコイツに決めたで( ^)o(^ )
⑥コマンドライン
トモの張りが一息で完成度が高くない
それでもセンスと地力で危なげのない競馬っちゅうんは去年のアカイトリノムスメやな
サウジRCの評価ポイントは途中出していっても
馬がスイッチを入れずピタッと折り合ってからの瞬発力を示したところや
レースレベル云々はマイルやなくて今回は2000mやから救いはある
マイルでの俊敏性をそのまんま中距離に持ってこられればっちゅうところ
気性がええから持ってこられる可能性も割と高いで
完成度は高くないんやがスッキリとした出来で臨戦態勢やわ
後は中山のパワーのいる馬場をクリアすることやろう
⑦サトノヘリオス
新馬戦がコイツの基準として根付いとる
続く2戦目の後傾ラップで「スピードの維持力」を証明
3戦目の阪神2000mでは「合格ラップ」ん中の勝利経験
12.7 – 10.9 – 12.1 – 12.1 – 11.9 – 11.9 – 12.0 – 11.9 – 11.8 – 12.4
緩みがない淡々としたラップを中速で差し切ったでな
好センスに高い心肺機能に確かな末脚っちゅうんを証明したわ
ネックは中一週で輸送に加え重賞未勝利王子岩田絶望騎手
っちゅう他馬より3キロ余計と背負っとるんが可哀想や( ;∀;)
⑧ジャスティンパレス
5頭6頭立ての経験しかなくスロー抜け出し前残りちゅうんがな
実質3Fを抜け出したっちゅう内容
黄菊賞も終い4Fだけの競馬で共に前半に負荷がかからんものやった
連勝馬やから底は見せとらんけど経験値としては低いわ
プラス要素は急坂は問題ないっちゅんを示したこと
それからCデムっちゅうレベチ騎手っちゅうことやな
⑨ボーンディスウェイ
葉牡丹賞は惜しいラップ構成
前半遅めでL5Fでペースアップの後傾戦をL1Fはバテながら絞りだす形
それなりのスピードの維持力とパワーを証明したわ
中山2000m未勝利戦でも経験があるが前半に13.2 – 13.5 が含まれる後傾戦
中山2000m経験馬ながら経験値が高いっちゅうわけでもないわ
⑩マテンロウレオ
前半は13秒台が2つ続くL5F戦
最内から狭いところを気にせんで割ってきたっちゅうところ
初戦とは思えんほどの強気の競馬やった
器用やしセンスもあるし加速力も問題さそうや
あとはペース経験値がほしいところやな
⑪クラウンドマジック
野路菊ステークス
13.2 – 11.4 – 12.0 – 11.7 – 12.2 – 12.3 – 12.0 – 11.7 – 11.4 – 11.9
ペース経験良しもこのレースで勝ち馬に全く歯が立たず
萩ステークスでは1,2着馬に決め手の差を見せつけられる
現状はパンチが足りんな(;^ω^)
⑫オニャンコポン
2000mを2回使っとるがホープフルSに直結するラップ経験やない
ただ追い出されてからのフォームはええもんがあって奥がありそうや
経験値とセンスはジャスティンパレスと同じ扱いやが騎手が劣る
若手の成長株やってもCデムと比べてまうとな(;^ω^)
馬体のバランスや柔らかさはええもんがあるが完成度が高くないわな
評価するんはあくまで将来性でコマンドライン同様地力でどこまでっちゅうところ
⑬フィデル
京都2歳Sは前進気勢の良さが裏目に出た形で前半力んどった
1800mと2000mを経験しとるんは悪くない
ダイナミックな馬やからもっと走れてもええように見える
フォームのバランスに関してはいくらか気になってまうな
それを川田と厩舎力で整えられたらパフォーマンスを上げそうや
ただポテンシャルを感じるものの今のままやと小回りはどうやろうか
⑭タイラーテソーロ
ローカル競馬で13.4 – 14.7からのL5中速戦
ええ経験をしとるとは言い難いわ
そんで今回はプラス3キロ増やし経験を積んでからやな
⑮アスクワイルドモア
勝った未勝利戦は1800mやが
12.4 – 11.7 – 12.0 – 12.1 – 12.3 – 12.2 – 12.1 – 12.5 – 12.7
ジオグリフに4馬身差は印象悪いが中速上がりの経験
12.6 – 11.9 – 11.9 – 11.9 – 12.0 – 12.0 – 12.2 – 12.1 – 12.5
ジオグリフのスピード持続力と体力にやられたがバテ負けてはおらん
コーナーでスピードが乗らんかったんが原因やろう
ジオグリフ自身が刻んだラップに対して相手が悪かったっちゅうところ
北海道以外の競馬場は初めてやがラップ経験が生きる可能性もあるわ
ダートの新馬戦なんかではよくあることなんやが
カフェファラオにちぎられたバーナードループやったり
今年やとホウオウルーレットに千切られたトモジャワールドやったり
競馬初体験で強い馬と当たるとそれが基準になって次走強い競馬を見せたりするわ
初体験のみならずキラーアビリティに千切られたパーソナルハイが次走の中京2000mで千切ったりな
「基準」言うんが植え付けられて千切られた馬に素質があったら次走開くっちゅう事が度々ある
ジオグリフに千切られたコイツは一応条件に当てはまっとるでな
ただコーナリングとセンスがな(;^ω^)
セ:センス
脚:決め手
経:経験値
騎:騎手
評:総合+状態
◆セ脚経騎 評
①BABB B シェルビーズアイ
②CSBC B アケルナルスター
③SAAB A△ラーグルフ
④ABAC B グランドライン
⑤ASSA S◎キラーアビリティ
⑥SABS A▲コマンドライン
⑦SASC A○サトノヘリオス
⑧SBBS B注ジャスティンパレス
⑨AAAB B ボーンディスウェイ
⑩AABA B×マテンロウレオ
⑪ABSB B クラウンドマジック
⑫SBBB B×オニャンコポン
⑬AABS A★フィデル
⑭BBBB C タイラーテソーロ
⑮BASA B×アスクワイルドボア
【実績枠】
※安心安全かもしれん
⑤キラーアビリティ
⑦サトノヘリオス
【未来枠】
※地力で数値を大きく上げる可能性あり
⑥コマンドライン←トモ
⑫オニャンコポン←トモ
⑬フィデル←フォーム
⑩マテンロウレオ
◎⑤キラーアビリティ 勝ち負け D値89
○⑦サトノヘリオス 勝ち負け D値89
▲⑥コマンドライン 連穴 D値80
△③ラーグルフ 連穴 D値83
★⑬フィデル 一発 D値79
注⑧ジャスティンパレス Cデム注意 D値81
3着候補評価順
×⑮アスクワイルドボア D値79
×⑫オニャンコポン D値78
×⑩マテンロウレオ D値78
×⑨ボーンディスウェイ D値78
⑪クラウンドマジック D値77
②アケルナルスター D値81 ←一応末脚自慢やで
④グランドライン D値77
①シェルビーズアイ D値76
3番手以下の混戦具合を示すためにD値(テキトー)を使用( ^)o(^ )
あくまで証明能力の数値で「将来性ポテンシャルは含まれとらん」から誤解なきようにや
馬単⑤→⑦⑥③⑬⑧、⑦⑥→⑤
今回は3着まで考えるんは大変やから(;^ω^)
⑦サトノヘリオス頼むで完調で出てきてくれや(馬券がシンプルになるで)