ダ×講義:フェブラリーS2022

2022年2月19日

東京D1600mは特殊な舞台や
適合できる馬を探すんが大事やな

ワンターンのワンペース戦
トップスピードスピード維持力を支える心肺機能が重要や

外枠が圧倒的に有利っちゅうんはスタート後芝で勢いをつけられる区間がやや長いいうんもあるが
基本的に他馬の影響を受けんからブレーキを踏まんでええっちゅうんが大きい
内でごちゃついてまうと減速を余儀なくされる場面がでてまうでな(;^ω^)
ワンターンはリズム
リズムを崩さんと走りきるんが大事っちゅう話やな

雨が降って脚抜けのええ馬場んなるとスピードがより強みになるで
過去10年で重馬場になったんは一度だけやが1400m寄りのモーニンが完勝しとる
それ以前にも重馬場んときは1400m実績持ちが結果だしとったしな(;^ω^)

かといって雨が降ったら1400m寄りの馬だけを選択しとけばええっちゅう話やなく
冬のダートはいくらか重く脚抜けがようなっても凍結防止剤の影響でパワーが必要になる
馬場が速くなってもしっかり1600m分のスタミナは消耗するっちゅう話
やから1600mの好走実績も強みになるわ
(不良まで行ってまうと言い切れんところがでてきてまうが(;^ω^))

あとは勢いのある馬には注意やな
ダートはメンタルの影響がかなりあるでな
整っとるとキックバックなんかが苦にならんくなることもあるくらいや
G1は精神の削り合いやから耐えられる精神状態やないとアカン

【本命候補】
⑥カフェファラオ
前回はチャンピオンズC6着からの巻き返しやったが今回は11着からや
11着の中身やけど大不利の大外枠からの競馬やったし4角でメイショウハリオからの妨害もあったでな
メイショウハリオは鬼講師に「競馬学校の模擬レース」でもあり得んと言わしめた浜中の所業や
大外ぶん回し鞭連打っちゅうセオリー無視をやっとったら直線向いたらもたれるやろ・・・
アレ頭おかしいで(;^ω^)
っちゅうことで去年のチャンピオンズCは度外視でええ(馬具も効果があったとは思えん)
気になるんは妨害されてからすぐに走るんを止めたっちゅうメンタルやな
去年のフェブラリーSでキックバックも問題にならんかったんは心身ともに好調やったからやろう
東京D1600の適正面では説明不要で一枚抜けとるもんやからそこだけの問題やな
前半ある程度出していっても後半のラップが落ちんのがこの馬の特徴や
自分の競馬をされたらどの馬も敵わんっちゅう話(去年の個別ラップは35秒2‐35秒6)
良馬場でも1分34秒4の時計持ちやし重馬場のスピード競馬にも対応可能なはずや
能力は文句なしやけど全てはメンタルの問題やな
外枠を引けとったら堅軸やったのに今年も面倒くさい枠順やわ( ^)o(^ )
今回は鞍上がいっくんで東京D1600は苦手意識があるようやが
ただ掴まっとるだけでカフェファラオが勝ち方を教えてくれるやろう
いっくんが東京D1600mを克服するきっかけになるとええな(*^。^*)

⑤レッドルゼル
どうも去年は内より外のほうが砂が深くて外は伸びを欠くケースが多発しとったようや
そんな中外目から唯一掲示板内を確保したんがコイツやわ
ベストは1400mやけど無駄のない競馬をすれば砂質を含め東京D1600mやったらギリギリ持つで
それを可能にするんがダートの名手川田やろう
コイツには川田の技術に応えられるだけのセンスがあるしな
ドバイGS2着が示すとおり絶対能力の面では一枚抜けた存在やから去年以上の状態で望めれば面白いわ
一戦に力を使い切る馬だけに中2週やった去年よりは休養十分な今年のほうが良さそうや
1400寄りの速さを持っとってスピード維持力と脚の信頼性はピカイチやからスタミナを川田の技術でカバーできればっちゅうところ

⑯エアスピネル
馬の衰えいうんは主に「スピード」でパワーや心肺に関してはなだらかなもん
逆にパワーや心肺が大きく衰えると競争成績にそのまんま表れるで
ダート馬にとってパワーと心肺は核やから衰えると二桁着順が続くようになってまう
去年G3武蔵野Sを2着してG1で9着しとるわけやから「核」の衰えは気にする必要はないやろう
特に武蔵野Sはバテた馬をスムーズに捌けず追い出しが遅れた結果やからな
もっと勝ち馬に肉薄できたはずや
問題になってくる「スピード」なんやけど
元々が芝馬やから「スピード」の担保はダート馬ん中ではたんまりあるでな
スピード必須な東京D1600mの特殊舞台でまだまだ輝ける能力は持っとると考えとる
有利な大外枠からスムーズな競馬ができる今年は去年以上に競馬がしやすいはずや
ミルコに替わるで出遅れだけが心配やけど(;^ω^)

【連候補】
⑧サンライズノヴァ
チャンピオンズCはコースが適合せんながらも5着を確保できたんは
後半4Fのスピード比べんなったんも大きいわ
しかも状態が頗る良かったもんやから
無難な競馬に落ち着かんと一発狙っとれば面白いところまで行けたはずや
吉原やなく松若君やったから全く期待しとらんかったけど( ^)o(^ )
今回もチャンピオンズCに続いて状態が良さそうや
1400m寄りのスピード持ちやし状態の良さに加え得意な「無難」な競馬で馬券内までっちゅうところ
今回はチャンピオンズCほどトリッキーやないから中団からリズムを守れさえすればええんやで
もしまたここで最後方から行ったら他力本願っちゅうレベルやなくあまりに「馬力本願」すぎやで
松若君には今回こそガッカリさせるような騎乗をせんでほしいわ(*^。^*)

⑬ソリストサンダー
去年は惑星として期待しとったんやけど格負けしてまって残念やった
ステップレースで無理くり1400mの根岸Sを使ったんは本番に向けてやろう
スピード不足で完敗してまった去年を反省して前哨戦を1400mで慣らすっちゅう算段
調教過程をみるに明らかに「慣らす」ための前哨戦でほとんど勝ちに行っとらん
スピード慣れは幾分期待できるんやけど惨敗したことで勢いは落ちてまっとるんも事実
「捨てレース」をしてまで本番に挑む結果やいかにっちゅうところやな
条件戦で1200m1400m中心に使われてきて結果が出ず1700mに伸ばしたらっちゅう馬や
本質的に中距離マイラーで時計勝負になると一線級相手には劣るっちゅうんが現状やろうか
東京D1600mは武蔵野S2年連続連対で適正面についてはありやけど1分35秒0まで時計しか持っとらん
ただ好枠やし自分のリズムを守れるわけやから本命馬不発時の連候補までには入れとくわ

【穴候補】
⑦タイムフライヤ(◎持ち時計あり◎スピードあり)
東京D1400mで1分22秒4(G33着)、東京D1600で1分34秒8(G31着)の時計持ち
時計が遅くなってパワー寄りの馬場になってまうと一転好走レンジを外れてまう
近走はそんな状況ばかりやから馬券内どころか掲示板もしばらくないで(;^ω^)
芝での実績からしてスピードは十分やから時計が速くなれば近走度外視でワンチャンっちゅうところ

⑨インティ(×持ち時計なし☆端的に応援や)
一応フェブラリーS勝ち馬やが1分35秒6のタイムでの制覇
スピードがでやすい盛岡の南部杯で2年連続で勝ち負けできんあたり
マイルのスピード競馬に適正がないっちゅう話になるやろう
2020年の南部杯は勝ち時計が1分32秒7ん中で1分34秒8で9着
2021年の南部杯は勝ち時計が1分35秒3ん中で1分35秒8で4着
勝ち馬との差が詰まったんは要した時計によるもんやろう
このようにマイルにいって1400m寄りのスピードを要求されると難しいところがある
衰えについては2020年と2021年のチャンピオンズCで比較すると単純に走破タイムが落ちとるが
流れた2020年(12.7 – 11.1 – 12.7 – 12.0)に対し
2021年は前半の2区間(12.5 – 11.1 – 12.9 – 12.8)でペースが落ちたんが問題やった
ここで馬がかなり力んでまってスタミナを消耗してまったでな(;^ω^)
さらにペースが落ちたことによって後半4Fで要求されるスピード維持力も高いもんになった
2020年の後半4F49秒0に対し2021年の後半4Fは48秒3や
ダート中距離馬ん中でスピードが優れとるテーオーケインズが圧勝したんはこれも影響しとる
っちゅうことでスピード面を要求されると分が悪いんやけど
状態は上がってきとるんでダートG1で好走してきた地力を信じて3着穴候補には加えたい
っちゅうんがワイの希望的な観測やけどどんな条件でも最近はようやっとるで応援したくなるんや
人気もないやろうしな(*^。^*)

【一発候補】
⑪ソダシ(○近走の敗因がメンタルの問題やないなら)
陣営は敗因を「メンタル」の問題っちゅっとる
ホンマにそれが問題やったらしばらくリフレッシュ放牧なり
レースから遠ざけたほうがええように思うんは浅はかな考えなんやろうか(;^ω^)
中京から東京に距離が1800から1600に短縮するんはええけどメンタルの問題やったらどうにもならん
逆にチャンピオンズCの敗因が「スタミナ」やったら話が変わってくる
同じ1800mでも芝とダートではスタミナの消耗は別物になるで無い話ではない
秋華賞前も調教からしてスピードがついた分距離の融通に疑問がわいてきとったしな
馬が完成してきた分完全体なマイラーへの変貌を予感させるもんもある
この間隔で使ってくるんは陣営も「メンタル」やと片付けきっとらん証拠やないやろうか
スピードは十分に証明済みで中京から東京の軽い砂質に変わって適合すれば勝機はあるで
それから後半4Fのスピード戦になったチャンピオンズCは本質的には不向きな展開や
芝でも脚を溜めて33秒前半の脚なり使って勝つんやなく
道中で速めのラップを刻まれた流れん中で自力で走り切るタイプ
今回の東京D1600mとソダシが強い競馬をしてきた時の特徴はマッチングするはずや
ただチャンピオンズCが「メンタル」やったら問題外やが
「スタミナ」の問題にしたってあまりにも情けなさすぎるわけやから
期待するかどうかは好みの話やろう
どっちゃにせよ人気次第やが配当妙味があったら自分の本命馬と絡めて押さえとけばええんちゃうか
今んとこ単勝人気だけのようやから買う人にとってはここが最後の美味しい狙い目なんかもしれん

④アルクトス(△トラックバイアス急変の高速馬場でなら)
フェブラリーSは2年続けて挑戦するも着外
どっちもスムーズな競馬にならんかって失速してまった
逆に言えば少しのイレギュラーが起こればスタミナが持たんくなるっちゅう話
1600mG1やっても盛岡の南部杯は同じワンターンでもより1400m寄りのスピードが生きる舞台
東京D1600mG1ではワンロスも許されんギリギリのスタミナっちゅうことで騎手に委ねられる
ワイには田辺に全てを委ねられるほどの度胸は据わっとらん
結局は高速馬場になってスタミナの消耗を抑えられればワンチャンっちゅうところや
そうでなければワイは買えん( ^)o(^ )

⑮テイエムサウスダン(△勢い△1400寄りのパワー馬場で)
東京D1400mはコース形態からして前半ペースが速くなりやすく差しが決まりやすい
今冬はトラックバイアスの影響かわからんが差し馬が伸びあぐねるケースも多々見受けられ
ハイペースでも前が残るっちゅう特殊な事例がいくつかあったくらいや
それを加味しても軽快に逃げたスプリンターのジャスティンがあわや3着に粘り込むほど前が残ったんは
今年の根岸Sは差し馬が情けなかった印象があるで
好位のヘリオスや4角7番手のコイツには向いた流れであり展開面での優位性を生かしたか
ただ差し馬が情けなかっただけの凡レース見るかでコイツの評価が変わってくる
去年3着のタイムフライヤーが6着止まりなんをみて今年のほうがメンツが強いとみるか
稍重ながらタイムが1分22秒3で決着した(タイムフライヤーは1分22秒4で3着)去年のほうがハイレベルとみるかでも見方が変わるやろう
中央より地方で結果を出しとるんは時計がかかる馬場に強いからっちゅうんもある
つまりはスピードとパワーのバランスでパワーに特化したほうが好走できるっちゅうタイプ
中央では脚抜きのええ馬場んなっても1分23秒を壁を破ったことが一度もないでな( ^)o(^ )
冬のダートはパサパサしとって重いんに加えさらに不凍液の影響でパワーがいる馬場になっとったと考えると合点がいく
まとめると1400m寄りながら時計勝負の実績が少ないっちゅう面倒臭い扱いになる馬や
G1東京D1600mで時計が速くなってまうとどっちゃにせよ割引が必要っちゅう判断やな
(普通は短距離馬が有利になるんやがな(;^ω^))
やっぱし1400m寄りのスピードを持っとっても1600m実績がないっちゅうんも基本的にはマイナスや

ただプラス10キロで根岸Sを完勝したように勢いっちゅう部分で一発あっても変ではないわ
お好みの問題でやな(*^。^*)

【その他】
⑫ミューチャリー(×基礎スピードで不安)
金沢のJBCで中央馬に完勝
吉原のペース判断に加え中央馬の持つスピードが削がれるトラックやからっちゅうんもあったやろう
ただ東京大賞典では逆に力をつけてきとるんを示しとって
去年より馬が強くなっとる状態での挑戦になるはずや
中央馬に混じっても5本の指に入るレベルの中距離ダート実績馬やから絶対能力でどこまでっちゅう話
ただどうしても東京D1600mの適正面でひっかかってまうな(;^ω^)
適正面に幾分誤魔化しが効く自分のリズムで走れる外目の枠を引けたんはプラスになるやろうけど

①テオレーマ(×混合経験値がネック)
手の内に入れとる川田からの乗り替わり
ルメールやからダメージは最小限やけど(;^ω^)
重賞は地方の実績のみで中央では準OPの小倉1700mを勝った以来使われとらん
脚抜きのええ馬場で1分42秒3で差し切りっちゅうんは一応拾えるところやろうか
牝馬やから基本切れ味はあってコイツ自身も終いは確実やし東京ダートは悪い条件やないやろうけど
ここ5走とも牝馬限定重賞で牡馬に混じっての競馬がないんが経験値的には高くないわな
牡馬との混合ともなると馬力っちゅんが顕著に必要になってくるでな
大外ならまだ救いはあったんやけど最内っちゅう肉弾戦を避けられん枠順
サルサディオーネも牡馬に混じると得意の左回りでもなかなか掲示板に乗れとらんのと一緒で不安やわ

⑩スワーヴアラミス(×ダッシュ力(気持ちの問題やろうか)でマイナス)
前走快勝の勢いがあってメンタルもええ状態やがスタート直後行き脚がつかんっちゅう難点を抱えとる
ペースがどっかで落ち着くG3中距離戦なら心肺機能が優れた馬やから取返し可能やが
ワンペースの東京D1600では取り返せる区間がないでな
マイルではさすがに道中ペースアップしてまうとより無駄に脚を使うことになってまうし( ;∀;)
初マイルが東京のマイルっちゅうんは基礎スピードの問題もある
っちゅってもスピード面については脚抜きのええ馬場に関してはむしろ得意なんやけど
後ろからんなって差し切る破壊力っちゅんをいきなりのマイルで求めるんは酷やろなと(;^ω^)

⑭ケイティブレイブ(×仕上げ不安)
陣営にあんましやる気を感じられん
川崎記念も甘い仕上げやったし惰性でG1を使っとるように見えるわ
ただ外枠を引いたんは勝った時と同じ状況やしブリンカー効果が出ればっちゅうところや(;^ω^)
とりあえず馬体が引き締まっとるかパドックで確認せんとアカン

②ダイワキャグニー(×水分含んだキックバック)
武蔵野Sでは速い流れを先行しながら一瞬見せ場があったんやが最後は失速
テイエムサウスダンには競り勝ったんやけどな(*^。^*)
さすが腐っても東京巧者や( ^)o(^ )
陣営も初のダート競馬としては十分な手応えを感じとったことやろう
安直かもしれんが不良馬場まで馬場が進んでまえば一撃を期待できるかもしれん
やけど2番枠やし水分を含むキックバックは経験値が低い馬にとっては厳しいもんやで
東京ダート適正そのもんは悪くないと思っとるけどコーセイやし候補外で問題ないやろう
今回は初めてのダートG1やし砂に慣れる(ダート向きの筋肉を蓄える)にしてもまだ数戦必要な印象や

⑨サンライズホープ(×揉まれ弱さ×大跳びでリズムを失うと崩れやすい)
前走は大外枠から押してったから最後垂れるんは自然やからようやっとったとしかいえんけど
おかげで底がある程度見えたかもしれんわ
今回距離短縮やけど大跳びなんも含め普通に中距離実績しかないでな
大跳びの利を生かしてワンペースでいけるんは本来向くんやけどスピード面での実績が足りとらんわ
スピード面の才能があったらユニコーンSでもう少し格好をつけられとったと思うで
それでも外枠を貰えとったらワンチャンやったと思うんやけど(;^ω^)
少しでもリズムを乱す要素があると厳しいで
再加速までがかかる馬で今回はましてやマイルやでな

【結論】
◎⑥カフェファラオ   勝ち負け
○⑤レッドルゼル    勝ち負け
▲⑯エアスピネル    勝ち負け
△⑧サンライズノヴァ 2、3着候補
△⑬ソリストサンダー 2、3着候補
△⑦タイムフライヤー 2、3着候補
★③インティ        応援

1400m寄りのスピードと東京D1600m実績っちゅう話になると上位3頭はこうなるわ
馬場が不良馬場まで進んでまうといらん事まで考えんとアカンけど( ^)o(^ )
1番人気2番人気9番人気想定やけど1番人気が5倍もついとるからな
あえて人気で嫌う必要がないどころか狙っとるもんにとっては美味しい配当や

っちゅっても勝ち負け三候補にもしっかり不安があるで
⑥メンタル不調による些細なリズムの乱れで競争をやめてまう
⑤距離がギリギリでロスが命取りになってまう
⑯ミルコの出遅れが不安や
△⑧⑬⑦は勝ち負け三候補に付け入る隙が生じた際の保険のようなもん
★③はさらに紛れた際の応援を兼ねての保険程度や

馬券は3連単で好配狙いになると思うわ
馬場が想定より変わるようなら一発候補からも相手を選択することになるやろう

どんな影響を与える馬場になるか当日にならんとわからんから
前日の段階ではあんまし自信がないわ( ^)o(^ )


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