バナナは世界で最も普及している果物だが専門家によると、そのバナナ
が絶滅の危機に瀕しているという。
バナナもいろいろ種類があるように見えるが、そのルーツはインド原産
の「キャベンディッシュ」というただ1種だけで、それが数年前から
「黒シガトカ菌」という病気に世界的に侵され始めていて、このまま放置
すれば絶滅の恐れもある。
早く病原菌に強い新品種をつくり出す必要があるが、厄介なのは、
バナナは種で繁殖せず、挿し木でしか増えないため、新品種をつくり
出しにくい。そこで原種バナナで病気に強い遺伝子をもった品種の
育成改良が試みられているが、いまのところ有望なのはコルカタ
(旧カルカッタ)の植物園にあるただ1本のバナナの木だけという心細い
状態という
そんなバナナ!