約2週間ぶりの更新だなぁ~。もう菊花賞終わってます(笑)。まぁ、予想は別の所に書いてるので、載せることもなくなったし、今回は「思い出」もありませんので、新企画(←またかよ!)を。 今年のシリーズは久しぶりに見ごたえのあるシリーズになりそうですね。某東京球団が死ぬほど嫌いな私ですが、今回はすごく楽しみです。それは「勝敗が読めない」からです。多分、どっちが勝つか(私に)わからないシリーズは92年(広島×西武)以来じゃないでしょうか?(その「わかった」中には外した年もありましたが、その「外し方」も含めてほぼ予想通りでした。) 競馬の予想の3倍以上信頼のおける(笑)、今回の展望をお楽しみに!
シリーズは先に4勝(しかも7戦のうち)すればいいという単純なルールです。ペナントレースのように100勝しても優勝するかどうかわからない(多分するでしょうけど)ものとは違います。 ということは、そこに必要なのは、4勝を計算できる投手だけです。打線は全く関係ありません。そこが、巷の評論家、もっと言えば、アホな監督は勘違いしてると思います。 昨年の近鉄のように「打って勝つ」なんて言ってる監督は、一生シリーズ制覇なんてできません。「この打線なら、A投手からは4点取れるから、4点以内に抑えられる投手を出す」のが正しい考え方なのです。 なので、この展望はすべて「投手中心」で進んでいきます。
世間はどうか知らないが、こと「日本シリーズ」という舞台を考えたとき、西武の先発(松坂・石井・張・西口)と巨人の先発(上原・工藤・桑田・高橋尚)の力量を合わせて考えると、「工藤>石井>張>松坂=上原>桑田>西口=高橋」であるのは、間違いない。 この図式を見る限り、西武の方がやや上だが、打線の力と順番を考えれば、ほぼ5分と言っていい。問題は「順番」だ。 つまり、巨人からすれば、工藤のときは相手が誰でも勝てるが、それ以外のピッチャーは確実に負けるか、出たとこ勝負なのである。 西武の順番がもう発表になった(最初に書いた順番通り)以上、巨人が勝つための順番は「上原→工藤→高橋尚→桑田」以外考えられないのである。しかも、この順番にした所で、1・5戦目は「出たとこ勝負」になる。
しかも、巨人には他にも落とし穴がある。工藤を100%勝てる3戦目ではなく、(唯一負ける可能性のある相手である石井の)2戦目に投げさせなければいけない理由と同じもの。それは「間隔」である。 2戦目だと6戦目が中5日になるが、3戦目だと中4日になるのだ。 しかも、この問題を抱えているのは、工藤だけではない。松坂と投げ合う上原もである。 初戦は正直、上原の方が分もあるし、多分勝つだろう。が、5日後の第5戦。中4日同士で投げ合ったときに勝つことはムリだと思う。しかも、松坂の(その実力以上に)スゴイ所は、5戦目に先発したあと、6・7戦目はリリーフとして使える所だ。それが、上原との明らかな違いである。
そうなると、(私が監督なら)順番は決まってくる。上原で勝ち、工藤で勝ち、高橋で負け、桑田で勝ち。ここまではセオリー通りだが、5戦目・入来で負けることが必要になるのだ。さらに、上原で負け、7戦目に工藤(中6日)である。 つまり、巨人にとってこのシリーズは「3勝したあと、さらに2つ負けれる」状態を作ることが必要なのである。 対して、西武。もう順番も公表したこと(私の考える順番とほぼ同じ。伊原はやるなぁ~)だし、楽なもんだ。石井と張は工藤以外には負けないし、その工藤も間隔が狭まれば、多分勝てる。そうすれば、この二人で3勝1敗。松坂が2つのうち、一つ勝てばもうそれで4勝。簡単な計算です。
という訳で、勝つのは西武でしょう。巨人が私のいう順番で来たら、巨人のメもありますが。 巨人の順番がわからないので、勝敗は難しいですね。仮に「上原→桑田→工藤→高橋・・・(繰り返し)」だとすると、6戦目で終わるはずです。