日本シリーズ回顧

ホントならこの日が7戦目だったはずの日本シリーズ。必ず、秋の天皇賞の日が7戦目なんですよね。1988年のシリーズ(西武>中日@4勝1敗)の6戦目の切符をナゴヤ球場でお金に替え、その金で天皇賞(タマモクロスーオグリキャップ)の馬券を買った高校3年生のときの思い出は、まるで昨日のようです・・・・。 今年のシリーズ、予想は全く外れた訳ですが、それはすべて「2戦目」にあります。 予想通り、初戦を上原で取った巨人。2戦目は工藤ではなく、桑田でした。が、相手が桑田なら楽勝だと思われた石井貴が絶不調で、この試合を落とす。 西武はこれで負け決定でしたね。あとは何をやっても無駄でした。工藤が3戦目な以上、3戦目の負けは確定。4戦目の西口ー高橋が五分と言ったものの、この状況では「五分」がどっちに有利になったかは、明白です。

ある意味、「仕方ない」敗戦だった西武ですが、状況が不利なのに、何も手を打たなかった伊原の罪は石井貴以上に重いと思います。今からでは結果論になってしまいますが、2戦目が終わった時点(もう、ほぼ西武の負けが決まった時点)で、ステージと「オマエが伊原だったら、これからどうする?」と言う話で中で、①松井の打順を動かす ②小関を外す ③和田の打順は下げる(あるいは使わない) ④マクレーン・エバンスを使う ⑤張と西口の順番を入れ替える(これには私は反対した。奴の考えは、「3戦目は西口で負けておいて、4戦目に張で勝つ」という考え。悪くない案だが、私はギャンブルでも「2つ勝ちたい」という作戦の方がいいと思ったので。結果的には奴の方が正解だったと思う)。というのが出たのですが、

この中で伊原が手を打ったものはなし(4戦目にエバンスを使いましたが)。 が、この伊原の野球。実は、初戦でわかってました。第1戦、清水の2ランで0-2となった後の松井の打席。西武は松井を歩かせて、清原にHRを打たれます。 ア・ホかっちゅーの! 世間の評価がどうあれ、こと日本シリーズのような大舞台では、松井より清原の方が100倍コワイんは、常識じゃ! 松井は「あってもヒット」のバッター。清原は「狙ってHRの打てるバッター」。この違いのわからない奴は、監督はおろか、野球界にいて欲しくないわ! 巨人の強いのは認めるし、西武が弱かったのも認める。が、監督としての才能が伊原にないのも事実や(そして、伊東が歳を取ったのもね。昔の伊東はこんな捕手じゃなかったのに・・・)。


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