NHKマイルカップの思い出

予想のときにも少し書きましたが、このレースが創設されたとき、「やっと日本もイギリスに近づいた」と思いました。だって、イギリスの1000ギニーはマイル戦ですからね。

そして、今となっては外国産馬がダービーに出て、内国産馬がNHKマイルを勝つようになりましたが、当時はまさに「マル外ダービー」の様相を呈し、年々出走馬のレベルの上がるニュージランドTをGIにするという試みに狂気したものです。

 

やっぱり、シーキングザパールでも、エルコンドルパサーでも、ましてやクロフネでもなく、第1回でしょ。勝ちタイム1.32.6、前半3ハロンは間違いなく33秒台。こんな3歳限定のレースがあるのか、と思いましたからね。

このレースの主役はもちろん、勝ったタイキフォーチュンでも、1番人気のファビラスラフインでもなく、玉砕逃げをかましたバンプーピノ@ナベちゃんでしょう。半年後に同じ府中でシングスピールにハナ差という「世界的な」名牝を奈落の底に叩き落としたんですからね。

最近はこういうレースがないなぁ~。今年はオークスもダービーもスローミエミエだからね。ゴールドアリュールみたいに潰すのが簡単な本命馬ですら、潰しに行かないのが、常識になってるのは、悲しい現実ですね。

この第1回をモノにしたのは、ヨシトミだったんですが、マジでビックリしましたね。というか、これが奴のGIを勝つパターンだとこのとき知りました。

すなわち、道中チンタラ後方待機→直線に入って適当に追い出し開始→思ったより手ごたえがよくてグングン加速→馬群がうまく開いて突き抜ける、キングヘイロー@宮杯パターン(←私命名)。つーか、コレしか奴がGIを勝つパターンはない!

1000勝もしてるジョッキーがGI3勝で、2着2回ですよ。おかしくない? 勝春がGI1勝しかしてなくて話題になってるけど、2着の数が違うし、1番人気に乗ってる数も違うしね。というか、(勝ち星の少ない)ノリと比べたら、差は歴然としてるよね
・・・。

 


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