初めて行った海外、そしてシャティン競馬場。
行ったことない人のために紹介しておくと、香港の中心・九龍から直通電車で20分ぐらい。駅は競馬場のすぐ前で、府中のように歩道橋で門に直通です。
パドックは屋根付きで、阪神のよう。(今年改築した)スタンドは中山のようで、外国人は(並ばずに)専用のスタンドに入れます。ここは、一般の旅行者から馬主までほぼ同じ場所なので(柵はあるけど、行き来はほぼ自由)、ちょっと高いけど、オススメです。
コースは新潟を右回りにしたような感じ。カーブはちょっとキツメですが。
さて、着いたら2レース。スミヨンの人気馬が逃げ粘って、もちろんハズレ。もう、次の3レースが香港ヴァーズだ!
香港ヴァーズ
1番人気は、オリビエのヴァレアンシャンテで、次は香港馬・スーパーキッド。ヴァレアンシャンテはともかく、スーパーキッドは完全に「地元人気」なのは間違いなさそう。
オレの本命はオブライエンのブライアンボルー。パワーズコートよりコッチが本命と見た。相手1番手は、フランキーのサイトオンザゴールド。JCで惨敗したウォーサンは問題外やし、JCを調教代わりにしたフェニックスリーチは日本人として許せん! という訳で、上の2頭の相手は、ドイツ馬・ジナモスで。
レースは、サイトオンザゴールドが粘る所に、フェニックスリーチが強襲。
・・・・・・・・。JCもナメられたモンやなー。BCターフで負けて、JCを勝ったヨーロッパ馬を見たアメリカ人(そんな奴がいるか知らんが)の心境がわかったわ・・・。
香港スプリント
13戦13勝、昨年のスプリントの勝ち馬・サイレントウィットネスが断然の人気(オレが見たときで1.5倍)。まぁ、この馬を見に来たようなモンやから、この馬がいかに勝つかだけが焦点なんやが。デュランダルも、ホントはコッチで対決して欲しかったなぁ~。が、馬券も当てなくては意味がない。
残念ながら、日本の馬は無用と判断。過去もスプリントだけは結果を出してないし、この2頭のGI勝ちはフロックとは言わないが、条件(相手というよりはコース)に恵まれたのも間違いないし。
という訳で、相手はフランキーのヴァーを指名。スプリンターズS3着のケープオブグットホープは迷ったが、サイレントウィットネスから買う以上、1点しか買えないし、何度も香港国内のレースで決まった組み合わせが、同じように国際レースで決まらんやろと・・・。
新潟の直線レースを見たことがある人は知っていると思うが、直線レースこそテレビ向きである。ゴール前にいる人間には何をやってるのか全然わからない。
カルストンライトオが行けなかったことと、サイレントウィットネスが3.4番手につけたことがわかったが・・・。
残り300m。大歓声とともに、サイレントウィットネスが先頭に立つ。「持つんか?」と思ったけど、そんな心配は無用だった。もう、1000mの競馬ではあり得ないくらいの楽勝である。イメージとしては、(タイキシャトルというより)サクラバクシンオーに近いかな。安田記念に来るようなことが書いてあったけど、明らかにスプリンターやなぁ。宮記念に来てよ! 有り金全部ブチ込むから!(笑)
んで、2着は? ケープオブグットホープかいな・・・。
テイエムオペラオーの勝ったJC(国内GIでもオペラオーとドトウ、国際レースでも同じかオイ! みたいな)に、わざわざアメリカから馬券を買いに来たアメリカ人(そんな奴がいるか知らんが)の心境がわかったわ・・・。
香港マイル
1レースおきにあるのが香港流。このへんがBCとは違うみたい。んで、7レース。
デュランダルが単勝1倍代の断然人気。が、オレはそこまで信用がおけるとは思ってなかった。一番の不安は「長い直線」である。差し馬にとって、直線が長いのはいいように言われるが、競馬はそんな単純なものではないのは、新潟ができたときの先行天国を見れば知ってるはずやと思うんやが・・。実際、中京であの脚を使える馬は、府中が苦手で当然(デュランダルは府中のGIを走ってないからわからんが)だと思うし・・。
けど、さすがに切るという訳にはいかない。パドックを見ても悪くはないようだし。
本命は事前の宣言通り、ファイヤーブレーク。パンチがない馬やが、デュランダル相手に、先行して押しきるなら、この馬しかない。というよりは、2年連続で、ゴドルフィンのPOGに指名した「POG馬」であるというのが最大の要因なんだけど(笑)。
頭をファイヤーブレークにして、相手本線はもちろん、デュランダル。あとが悩んだんが、金が少ないこと(両替し忘れた)に気づいたので、1点勝負!
デュランダル出遅れ。場内がちょっとザワめくが、これはいつものこと。ファイヤーブレークはいいスタートから好位につけている。
直線、徐々に上がってきたデュランダルが大外にブン回し、電光石火の差しが決ま・・らない。いつまで経っても上がってこないデュランダルを横目に、ファイヤーブレークが悠々ゴール。2着は・・・。
パ、パーフェクトパートナー。また、コーツィですか・・。オレは知らなかったけど、香港馬の中は人気があったようなので、良く知ってるわーと思いましたわ。
香港カップ
”Stage set for Japanese Dancer” 香港の競馬新聞の見出しである。この新聞の本命hダンスインザムードだ。実際は、人気が割れていて、ラクティが1番人気、ダンスが2番人気ということで、どの馬にもチャンスがあるという感じ。実際、展開1つのような気がしたが・・。
実際に買ったのは、エイシェントワールド・ボウマンズクロッシング・ダンスインザムードのBOX.ダンスに2000は微妙だとは思ったが、あんな展開になるとは・・。フランキーとオリビエであんなことしちゃ、結果はこうなるという見本みたいなレースやったなぁ・・。
それにしても、このレースの2着は、また香港馬(ブリッシュラック)でコーツィ。(帰ってから知ったが)水を蒔いて地元有利にしたのはもちろん、地元のジョッキー恐るべしやなー。
コーツィだけ買っておけば楽勝やった日やったで・・・。必ず、いつの日かリベンジしたる!