○バ○さんとのレースの思い出

 

○バ○さんとのバトルで今でも忘れられないのが、99の最後の頃の話。ステージが○バ○さんとちょっと話すようになって「あの人は相当やで」と聞かされてた頃だ。
三郷の深夜2時半。これで閉店します、と言われたダービー。メンツは、○バ○さんとオレ、それにステージとアンコクさん、セイキマツさん。
確か、ステージが一番内で、○バ○さん・オレ、んで、アンコクさん・セイキマツさんはピンク帽やったんで、ヤル気なくしてた(99は枠がすべてやったし)。

ゲートが開いて、ステージが枠を生かして先手を取る。直後に○バ○さん。オレはイチかバチかの「スタート逆噴射(←オレ命名。ゲート開いてすぐに抑えボタンを連打すること。こういう作戦も99にはあった)」。
1コーナーを回って○バ○さんが仕掛けるが、ステージは譲らない。
向こう正面。ステージも○バ○さんもムチ残量がなくなり、抑えにかかる。ここで、オレが「バックストレートアタック(←これもオレ命名。向こう正面で最後方から一気にムチ叩いて上がって行く作戦。上がり出すと、CPU馬も一緒に上がっていくので、磁石効果を利用する)」敢行。

 

ムチ残量がキッチリなくなった所で、ステージを捕らえて先頭に立ち、ここで、オレは抑えにかかる(99は先頭に立てば、抑えても下がらないという特徴がある)。
ケヤキの向こう側、ステージより先に、残量を回復させた(と思った)○バ○さんがステージを交わして上がってきた。
4コーナー。迫り来る○バ○さん。ギリギリまで引きつけて、再度ムチボタンを押そうとするが、残量は2/3までしか回復してない。
「一度譲るか、それともこのまま押し切るか?」

一瞬悩んだが、○バ○さんのムチボタンを押す間隔が長いのを聞いて「押し切れる!」と確信してオレもムチ連打。
残り200で残量は1/10ほど。持ってあと100だろう。卑怯だと思ったが、○バ○さんのムチ残量を見た・・・。○バ○さんの残量はオレと全く同じぐらいやった。

 

「勝ったー」と思ったゴール直前、ムチを連打して飛び込んで来たのはステージの馬やった・・・。
ケヤキの向こうで○バ○さんが仕掛けてきたとき、「ステージは終わった」とオレは思ってたのだが、ステージ的には、バックストレートでオレに先頭に立たれたときから、「○バ○さんより残量を回復させ、○バ○さんよりあとに仕掛ける」作戦だったらしい。
もちろん、この作戦が成功するのは、「○バ○さんが先頭に立たないこと」が大前提なので、オレが直線に向いたときに○バ○さんに譲らなかったことがステージの勝因になるのやが・・。

このレースのあと、初めて○バ○さんと話をした。「あれ(スタート逆噴射)スゴイな。オレもやってみよ」、「直線で先頭に立たないとステージ君に負けると思ったんで、行ったけど、甘かったわ。」
ステージはホンマに嬉しそうやったけど、オレは複雑やったわー。確かに○バ○さんに勝ったけど、レースには勝てなかった訳で・・。
多分、○バ○さんは覚えてないと思うけどね(笑)。


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