約束通り、来たったで。ダイワスカーレットは来なかったが、前日3時までの飲み会、さらに朝7時に中野まで迎えに来いという、悪友・D(何故か2月の1ヶ月間、名古屋から東京に出張で来ているという、タイミングのいい奴)の無茶なリクエストにも耐え、「冬の寒さの厳しさもGIの調べに奮い立つ」冬のダート決戦の場へ。とか言いながら、目的の半分以上は、POG馬である、サクセスブロッケンの見極めに来たんやが。
もちろん、指定席以外で競馬を見ないオレだ。8時20分、キッチリ整理券配布締め切り直前に正面ゲート到着だ。
この日は相当に自信があった。土曜日にPOG馬である、リトルアマポーラが快勝したばかりでなく、馬単もブチ当てるという運気の上昇を感じるだけでなく、まず、フェブラリーSのヴァーミリアンが固い。
9Rのサクセウブロッケンはさらに固い。もう1つ、このサイトでは常識になっていた、若竹賞でスマイルジャックに勝った馬(=2着馬・アサクサダンディ)が平場(6R)に出るんだから、固いだろうと。アタマはわかってるんだから、絶対に1つは当たるはず。まぁ、負ける訳はないと。
昼(4R)まで全く当たらなかったが、全く気にしてなかった。最初の勝負は6Rなんだから。さらにそれを外しても、まだ勝負レースが2つあるんだし。
で、昼休みにメシ食って、休み明けの5R(新馬戦)をパスし、その間、英気を養うべく、寝ることに。
隣でのうのうと経済新聞を読んでいたDに「5R終わったら起こしてくれ」と頼んで、「おう」という返事をもらったのを確認して、眠りについた・・・。←これが指定席の素晴らしい所だ。
「わーわー」と競馬場から観衆の声がする。「あー、5R始まったか」と思って、目を開けたとき、耳をつく実況を疑った。「先頭はブーケフレグランス、外からアサクサダンディ・・・」
うぉ????
もう、6R? しかも、相手がブーケフレグランスって、それって本線中の本線ちゃうんか? 馬単4170円? はぁ? 2000円ぐらいかと思ってたのに、倍かよ。ていうか、そんな問題じゃない。何せ、このレース買ってないんだから・・・・。これは願望が作りだした夢か?
超低血圧&超低体温のオレが事態を把握するのに、10分以上かかったが、それは夢ではなかった。
もちろん、速攻で指定席にのうのうと座っている大造(こっから実名だ、コラ!)に詰め寄った。「5R終わったら起こせって言っただろうが!」
大造は平然と言い放った。「あ、忘れとった。起きんオマエが悪い」。これが朝7時に1時間かけて迎えに来てもらった友達に対する態度なのだろうか、と思ったが、よく考えれば、似たようなことをされて、しての関係なので、何も言うことはできなかった・・・。
ええい、大丈夫、まだ勝負レースは2レースある。そのときは、そう信じていたのだが・・・。
しかし、悪いことは重なるのが競馬の常識だ・・・・。
固いと思った9R。馬単・3連単1点大口勝負してたのだが、馬単相手のナンヨーヒルトップは直線失速。もっと悪いことに、2着のダイワマックワンは、3連単1点勝負の3着馬にしてたという間の悪さ。
馬単で2点流して買っておけば、の後悔も忘れぬうちの、メイン・フェブラリーSは、大本線のフィールドルージュ競争中止(しかも、もう1頭の大口馬単の相手・ワイルドワンダーはキッチリ3着)。もう、すべての間の悪さが爆発したような日だったわ。そして、負け額もそれほどにさせてもらったわい!(笑)
もう2度と、競馬場で意識失うほど、深い眠りにつくのは止めよう。大造と競馬に行くのは止めよう。ていうか、競馬に限らず、大造に「起こして」という無謀なことを頼むのは止めよう。
など、さまざまな教訓を得れた、大事な大事な日となった、今年のGI初戦となったのであった・・・・。