桜花賞と違って、まぁまぁ相性がいいGIだ。
89年(ドクタースパート→ウイナーズサークル)にはじまって、
92年(ミホノブルボン→ナリタタイセイ)
94年(ナリタブライアン→サクラスーパーオー)
の3回当ててるからな(って、最後の当てたの14年前かよ!)
94年は(多分)唯一、ステージと馬券がカブって、それでも当たったGIだと思うわ。
ちなみに、去年は阪神競馬場にいた。ターフビジョンだったので、すごく見にくくて、本線のヴィクトリー→フサイチホウオーが当たりなのか、外れなのか、はたまた抑え(ホウオー頭も持ってた)なのかが、皆目わからず、「GIは家のテレビで見るモンだ」というのを実感したわ。
あ、せっかくなので、ここで「嵐を呼ぶオトコ」Dの逸話をまたまた披露しておきましょう。
昨年の皐月賞後、Dに「ハナ差負けたわ」とメールしたら、「オレもだわ!」と返事がありました。彼は3連単しか買わないので、「ハナ差負け」というのは、(オレと同じように)ホウオーがサンツェッペリンにハナ負けしたと思ったら(この配当でも100万近かったはず)、彼は何と、「サンツェがヴィクトリーに」ハナ差負けしたというのです。
サンツェ頭って・・・・、いくら儲けるつもりだったんや! ていうか、どうせウン百点買ってるんだろうから、裏目も用意しとけよ!←長い付き合いだが、彼の買い方はいまだに理解不能。多分、本人も理解不能なはず(笑)。基本は人気馬の3着固定が一番多いはずだが、1・2着をどうように買ってるかは謎。
どーせ、今回もマイネルチャールズ3着固定買うんだろうが!
でも、4着だぞ、多分!(笑)
ホントは中山GJとマイラーズカップ買うつもりだったけど、買えなかったので、昔話してみようかな。
残念ながら、雨も止んで、良馬場になりそうな明日の皐月賞だけど、皐月賞は雨が降ることがあっても、なかなか重馬場にならない特異レース(だいたい、どのGIも10年に1度は重馬場になる)なんだよね。前回、重馬場だったのは1989年、忘れられない年だね。
この年のクラシックの主役は、デビューから3連勝で朝日杯を買ったサクラホクトオー。今では大したことないが、当時は、兄弟に活躍馬もいて、父はトウショウボーイということで、「2冠間違いなし」と言われたモンだ。
そして、ホクトオーが選んだ年明け緒戦が弥生賞だった。
が、生憎この日は超大雨。重馬場を超える「極悪馬場」と言ってもいいような馬場だった(未だに、この日の中山より悪い馬場を見たことはない)。
単枠指定・単勝1.4倍に推されたホクトオー。そして、このレースで伝説が生まれた・・・・・・。伝説を生んだのはホクトオーではなく、大差で勝ったレインボーアンバーだったが(ホクトオーは12着。この後、菊で2着にもなるレインボーアンバーだったが、菊のあと引退し、その後、重馬場のレースで見ることができなかったのは残念だ)。
で、迎えた皐月賞。一応、晴れてはいたのだが、前日までの雨で、馬場発表は「重」。
もちろん、レインボーアンバーが出ていれば鉄板本命だったのだろうが、残念ながら故障でリタイア。で、1番人気は・・・、ホクトオーだったのだ。
オレは思ったよ。「競馬ファンってバカか?」と。確かに陣営は「休養明けウンヌン」とか言ってたけど、それを真に受けてるファンが多いことを信じられなかった・・・。
もちろん、ホクトオーは馬群に沈んだ。沈んだってモンじゃない。(年末の有馬で3着に入る馬が)20頭立て19着の最下位(1頭は出走取り消し)。
多分、今同じ状況になったとしても、ホクトオーが1番人気になることはないだろう。それぐらい、今の競馬ファンは賢い、というか情報が豊富だからだ。
けど、今となって思う。あの皐月賞でホクトオーを1番人気に推した(単勝馬券を買った)連中こそが、真の競馬ファンではないかと。「強い馬は条件問わねぇんだよ!」という、昔の競馬ファンの声が聞こえてくるような気がする。
当時は理解できなかった買い方が、理解できるようになったのは、オレが歳を食ったのか、競馬のロマンがなくなったのかはわかけど・・・。