久しぶりに野球ネタで。
今号の「Number」には必見のインタビューが出てた。
特集は野茂の引退についてだったが、野茂について7人が証言するというもので、その中にあのオトコの証言があったからだ。
「(野茂が)仰木さんが代わってよかったと言った」
(←聞いたことねぇし。だいたい、入団するとき、「フォームを変えないこと」を条件にして、それを了承したのが仰木監督だったということですけど)
「私の場合は根気がなかったから、うまくいかなかったんとちゃいますか」
(←根気なかったんなら、さっさと自分の考えを押し付けるの止めてたはずですけど)
「(ウエイトトレーニングに対して)どちらかといえば補助的なトレーニングで(中略)やっぱり、体の芯から汗を流して、その後にやってくれればよかったんやけどね」
(←ウエイトが「補助」って、昭和の時代?)
「投げる筋肉というのは、やっぱり投げ込んでいかないと出来ない。多く投げることによって筋力になるんです」
(←投手の肩は消耗品なのは、当たり前でしょ。投げ込みは「コントロールをつけるため」だし。ていうか、これは昭和どころか、戦前の考え方?)
「ユニフォームを脱いだあとは必ずわかってもらえると信じてたんやけど」
(←絶対、誰もわからない。吉井も金村も阿波野もユニフォーム脱いでるけど、誰もわかってないし。野茂だけはわかるのか?)
「練習は不可能を可能にするを実感して欲しかった」
(←実感できたら、日本中、プロ野球選手で一杯になるわ)
「ワシが一番ビックリしたのは、あの当時の連中が野球を楽しくやりたいと言ったことやね」
(←・・・・・・。ツッこむこともできん)
「どっかでボタンのかけ違いがあったんやろね」
(←かけ違いじゃなくて、着る服から違うと思うぞ)
「私がしたことは良かれと思ってやったことやったんやけどね」
(←こういう考えの上司が会社を潰す、典型的な例やな)
10年以上経って、ここまで野球の常識が変わった時代においても(当時も、もう変わっていたが)、何も変わってねぇし、自分が悪いとも、自分の野球観が間違ってるとも思ってねぇ・・・。
そりゃ、こんな奴の下で野球やってたら、メジャー行きたくなった(野茂)り、トレードに出してもらいたく(吉井・阿波野・山崎)なるわな。
しかも何が悲しいって、一般社会には、こういう考えのオッサン上司が山ほどいることやね・・・。
「日本人メジャーリーガーの道を切り開いた男」
「近鉄を潰した男」
草魂、未だ衰えず。いいよ~、元近鉄ファンとしては、一生憎むべき相手でいてもらった方がね。
あ、文芸春秋さん。
イチローが引退するときも必ず、アノ人にインタビューしてね!(笑)