だから、高校野球を見なくなったんだ・・・・

今日の甲子園決勝。
勝った佐賀北高校の快進撃と優勝にケチをつけるつもりはないし、宇治山田商や帝京との試合を(偶然)見てしまった立場として、また公立高校を出ている人間としては、佐賀北に優勝して欲しいと思ってましたよ。でもねー・・・。

8回裏。0-4。頼みの無失点エースが2点を追加され、安打数は1対11。三振10個。完璧に抑えられていた中で、1アウト満塁という、この試合最初にして、最後のチャンスで2番バッター。
初球ボールのあとの2球目、際どい球ながらボール。0-2となって、3球目にストライクで1-2。
4球目。スライダーが高めにわずかに外れてボール。2球目同様、ストライクと言ってもいい球だったが、これぐらいの「判官びいき」は許されるだろう。

で、1-3からの問題の5球目。ストレートがド真ん中へ。審判の判定は・・・、ボール。思わず、ピッチャーが叫ぶ「何でー!?」 テレビ画面(携帯のワンセグ)越しでもすぐにわかるぐらい大声を出してた。
「えっ」でもない、「あー」でもない。この2つは際どい球を自分が思ったのと逆の判定をされたときによく口にする言葉だ。けど、「何でー!?」は有り得ないことが起こったっていうときに口に出る言葉だよね。

これで押し出し、スコア1-4。審判は多分、決勝で恥をかかせないために、1点ぐらい取らしたかったんだろうが、野球名門校のエースといえども、高校生。明らかに次打者への制球は甘くなり(そうりゃそうだ。真ん中投げてもボールと言われれば、どこに投げたらいいかわからん)、最後の結末は逆転満塁ホームラン!

 

高野連の方針として、特待生のいない公立高校を優勝させたかったのか(帝京との試合も、明らかに佐賀北に有利な判定が多かった。ただし、「どちらにも見える」が佐賀北有利になった、というレベルだったが)、審判の個人的感情かは知らんが、名試合を台無しにするジャッジやったぞ。もちろん、あの球がストライクだったとしても、佐賀北が逆転した可能性がなくなる訳じゃないが、作られた舞台を演じたのと、そうじゃないのでは、感動の度合いが違う・・・・。

プロだったら、絶対乱闘になるシーン間違いない判定だったし、ピッチャーは試合後荒れ狂ったはずだわ。そんな中、(表向きは)審判に一切の文句を言わなかった広陵のピッチャーは尊敬するわ(まぁ、言ったらセンバツ出場停止だろうが・・・)。何年か後にインタビューして本心聞いてみたいけどな(笑)。

そして、あえて書く。今日の主審・桂。もうオマエ、審判辞めろ。ていうか、高野連自体が腐った組織だから、審判だけに文句言っても仕方ないか・・・。もっと言えば、プロで同じことがあったら、審判を叩きまくるはずのマスコミですら、高校野球になりゃ、ダンマリなんだから、この国はホンマ腐ってるで。
地方大会には、審判のせいで負けた学校なんて山ほどある訳だし、甲子園で準優勝しただけでも相当幸せと思わないとやってなれないんだろうな・・・・・・。

 

 


TOP