夏の甲子園の予選が佳境に来てますね。皆さんの中には、母校が甲子園に行った人はいるのでしょうか? 今年、久しぶりに思ったんですが、やっぱり愛知県はヒドイですわ。こんなことしている間は、この県の高校野球はダメになるばかりだと思います。 そう思ったのは、今年、時習館という豊橋の公立名門校がベスト4まで来て、東邦(中日の朝倉君の母校・野球名門校)に負けたんですが、時習館のエースは6連投したんですよ!(これを勝てば、決勝は7連投目になった。) 今年は、予選が始まってから全く雨が降らなかったという(日程上の)不運もありますが、このクソ暑い中を1週間毎日150球近く投げれるかちゅーの! そんなん、野球名門校(そこそこのピッチャーがたくさんいる)が有利に決まってるやんか。
愛知県の「伝説」として、工藤(名電)と槙原(大府)が最後の夏の予選で対戦してるんですが、この二人が高校生相手に投げて、スコアが6-5(名電がサヨナラ勝ち)ですよ。どー見てもおかしいですわ。 工藤が甲子園に出て、1回戦~準決勝(金村の報徳に負ける)で取られた点は、0(ノーヒットノーラン)→1(延長12回・三振21個! ちなみ甲子園記録は板東の18回で25個。18回までやったら、絶対に塗り替えてたはず。松坂君は17回で11個。)→0(2安打完封!)→3、の計4点だっていうのに! 多分、この県からは2度と工藤級のピッチャーが出てくることはないような気がします・・・・。(ちなみに神奈川県には、準々決勝の前に休みがあるはずです。運がよければ、ここで2日休めます。)
その愛知県の今年の決勝は、中京×東邦という組み合わせでした。前評判は圧倒的に(センバツ出場・春の東海大会優勝の)中京の方が高かったんですが、準々決勝(愛知)→準決勝(名電)と強豪と当たった方(中京)が破れる結果となりました(東邦は公立校と対戦)。この辺は、やはりトーナメントには運が必要だな、と思いましたね。 が、それ以上に必要だと思ったのは、「指導者としての力量」。所詮、高校生同士がやる試合なんですから、監督1つで結果が変わるってことを、この日の阪口さんに見せつけられたような気がします。 その象徴は3回やって、一度も失敗しなかった3塁への盗塁。この博打とも言える作戦は、多分前日までにVTRを見て、中京のエースのけん制のクセを熟知した上での作戦だったと思います。 改めて、阪口さんという人のスゴさを見ました。連盟のおエライさんはアホでも、こういう指導者がいるのが、愛知県の素晴らしい所ではないでしょうか。
創部2年目で甲子園出場って(石川県の遊学館高校)・・・・・。マンガじゃないんですから。まぁ、「H2」(@あだち充)の千川高校は、2年目の夏に甲子園出場、3年目の春夏制覇っていうバケモノみたいな成績を残してますが・・・。 愛知県でも愛知啓成高校(昔の稲女)が創部2年目でベスト8まで行きましたが、一昨日書いたように、この県ではここまでが限界です。(決勝まで)7連戦なんて、勢いや監督の采配だけでこなせる日程じゃありません。この県には「ドラマ」なんて起きることはないのです(1日おきに雨が降るような不思議なことがないと)。