年間に生まれる牝馬が3000頭だとして、オークスを勝つ確率は1/3000。1頭の繁殖牝馬が5頭の牝馬を生むととして、そのどれかが勝つ確率は5倍に増えるので、1/600。が、これを3代続ける確率は1/600×1/600×1/600=1/1800。つまり、0.06%!
日本はもちろん、イギリスでも19世紀以来だとか。そりゃ、そうだろ!
「3代」ということで有名になったのは、アサマ→ティターン→マックイーンのメジロ牧場・天皇賞父子3代制覇ですが、牡馬とはレベルが違いますからね。
「母子3代」に限れば、ハギノトップレディ→ダイイチルビー→ダイイチシガーが全部オークス上位人気で負けてますね(笑)。この「華麗なる一族」は高松宮杯の母子3代制覇(イットー→ハギノトップレディ)にダイイチルビーが王手をかけましたが、ダイタクヘリオスに足元を救われて2着。他にもあるんでしょうか? GIの父子3代制覇でさえ、上の1例しかないんだから、多分ないんでしょうね。
他には、アグネスレディ・アグネスフローラ母子は「一族で5冠制覇」に王手(菊を残すのみ)をかけてますね。これはある意味、母子3代オークス制覇よりスゴイですが。
同一GIに限らなければ、近いうちにフローラの娘が母子3代制覇に続くと思われますが、フローラがサンデーの牝馬を生まないまま、サンデーが死んでしまったのは残念です。