プッチノベル:「KESU NOTE DOC.ver」

2004年5月2日

これは、漫画『DEATH NOTE』のパロディ物語です。

あらすじ
KESU NOTEという一冊のノートが存在する。このノートに、相手の顔を知っている状態でフルネームを書けば、その相手をDOCの世界から消すことができる。そして消え方も書くことができるようにもなっている。偶然にもそのノートを手に入れたのが、DOCプレイヤーのプッチだった・・・。

ここ数日。瀬戸のメルクスのDOCプレイヤーが激減している。そんな噂が名古屋中にしれわたっていた。

プッチ「このノート・・・。本物だ。名前と顔を知っていえば、DOC界から追放できる。これを使えば、DOC界に光がさすぞ・・・」
と、その時、黒い羽を持ちその容姿はまるで死神のような化物がプッチ氏の前に現れた

プッチ「だ・・・だれだ・・。」

「俺か?俺は死神エーガ」
プッチ「死神・・・。死神か、これは有り難い。死神自らが出向いてくれるとは。あれだろ、俺をDOC界から抹消しに来たんだろ?」

 

エーガ「何言ってるんだ?死神がきたら殺される?人間界の勝手な想像だ。俺は何もしない。ただ、そのノートは元々俺のものなんでな。落とした今では、お前のものだが。だからそのノートの行く末を見に来た。」
プッチ「そ・・・そうか・・・良く見ておくといいよ、エーガ。これから面白いショーが見れるから・・・」

そういうと、プッチ氏はメルクスに向かった。
プッチ「エーガ、ここは最高の場所でね。順番待ちまでする奴らが名前をご丁寧に書いちゃってるんだよ。だから、消すのも簡単。そう、平場荒をするゴミどもを掃除するんだよ。」
そういうと、プッチ氏は名前を書き出した。すると・・・
何人ものプレイヤーがDOCから去っていきだした。
エーガ「消すのはいいが、どんな消し方したんだ?」
プッチ「あせらないで、あいつを良く見て。」
すると、先ほどまでDOCをやっていたプレイヤーが手鏡で女子高生のスカートをのぞきだした。そして、周りの人に捕まり、警察署に連行されていた。
プッチ「名前のあとに、植草氏と同じ行動をとるって書いたのさ。」

プッチ「この調子でどんどん消してくぞ~。次は三郷だ!」

 

そして三郷に着き、昔大会に出た時の登録表をみて次つぎと消していった。が。しかし、のほほんと打ちつづけるプレイヤーがいた。彼の冠名は『タカオ』と名づけていた。確かに大会も出ていた。そして名前もNOTEに書いた。おかしい・・・。そう思い、エーガをみたらクスクスと笑っていた。
プッチ(まさか、こいつ偽名を使っている?だからNOTEに書いても消えないのか・・・)

エーガ「実はな、寿命の半分と引き換えに死神の目を与えることができてな。それがあれば相手の名前をしることができるんだぞ。」
プッチ(・・・。あいつのために寿命を半分にするのはゴメンだ・・・。意地でも名前を聞き出してやる・・・・。)

プッチ「タカオさんですね?初めまして。プッチです。DOCうまいですね。」
タカオ「いえいえ、そんなことないです。」

(そして、ここからプッチ氏とタカオ氏の騙しあいが始まった・・・)

 

プッチ「最近メルクスでDOCをやる人がいなくなっている、って情報知ってますか?」
タカオ「そうみたいだね~」
プッチ「実はね、俺達でその原因を探っているんですよ。そこで、三郷にこの人あり、と言われているタカオさんにも協力してほしいんです。」
タカオ「え?なんかするんですか?」
プッチ「そうですね、具体的にはまだ無いのですが、一店舗ごとに私達のチームの誰かを置き、その人に監視役という感じでやってもらってます。その三郷店での役目をお願いしたいのです。」
タカオ「はあ~、なんかだるいっすね。」
プッチ「もちろんタダとは言いません。私達とのDOCの情報交換、そして親馬の提供もします。」
タカオ「そうですか・・、それならいいですよ。」
プッチ「それでは、親馬とかを郵送で送る事とかあると思いますので住所等のわかる身分証明書かなんかありますか?」
タカオ「はい、これが免許です。」
プッチ「ああ、どうも、イケメンにうつってますね~・・・。」

プッチ(ふふふ・・・。ちょろいな・・・名前ゲット・・・。)

 

プッチ(ノートに名前を書いて・・・、消し方はランダムでいいか・・・)

そして十分がすぎた・・・

プッチ(おかしい?なぜ彼は消えないのだ?免許を確認して、確かに名前も・・・免許?そういえば顔がイケメンになり過ぎていた気も・・・)
よこを見ると、エーガはニヤリと微笑んでいる。
プッチ(エーガの様子を見る限り、あきらかにあの免許も偽装だ。間違い無い。でも、おかしい。偽装してるようには見え・・・って!名前、この名前、『加藤鷹』じゃねーかよ!やられた!!くそ~!!似てる奴の免許を使ってたのか・・・!くそ~!このままではやばい!)
(考えるんだ。俺は頭が良い。死神の目の取引などしなくても・・・・!!なんだ・・・簡単なことじゃないか。説得すればいいんだよ。説得を・・・(笑)

すると、プッチ氏はとんでもない行動に出た。

プッチ「タカオさん。このゴールドフィンガーがどうなってもいいのかな?」

なんと、プッチ氏は、タカオ氏の指に向かってナイフをつきつけたのだった!

 

タカオ「えぇえええ!?カンベンしてよ~。」
プッチ「それではここに本名を書いて下さい。」

タカオ氏に選択の余地はなかった。命よりも大切なゴッドフィンガー。その指さばきは世界の遺産にも指定されるか?されないかのレベル。ここで指を失ったら、この世で何人の女が○○を吹かなくなるか!?そして、絶頂を知らずにこの世を旅立つことになるのか・・・。そのリスクを考えれば、答えは決まっていた。

プッチ「流石は、タカオさん。女思いですね。モテるわけですよ・・・。」

そして、タカオ氏もDOC界から姿を消した。

エーガ「やったな、プッチ。なかなかオモしろかったぞ。」
プッチ「ふ、面白くなるのはこれからだよ。次は、名古屋の街中にでも行くか?」
エーガ「いいな~。その前に、女をくれよ。俺さ、女がきれるとおかしくなるんだよ。」
プッチ(めんどくさい奴だな~、だが、仕方ない。)
プッチ「じゃあ、まずは栄あたりに行くぞ」

 

プッチ「エーガ、ついたぞ。ここの女なら好きなだけ食っていいぞ」
エーガ「そうか、有り難い。それじゃさっそく、いただきま~・・・って!おい!ここフィリピンパブじゃねーかよ!」
プッチ「おお!ノリ突っ込みとは、死神のクセに笑いを心得ているじゃないか!」
エーガ「ふざけるな!おれは、安い女はだめなんだよ!高級な女を用意しろ!」
プッチ「仕方ないな~、はい、高級な女。」
エーガ「おお!この肌触りと柔らかさ。そして何よりも勝るプリティフェイス。。かわいい。かわいすぎるチワワの牝だ。って!おい!!人間の牝を用意しろ!」
プッチ「まったく、せわのかかる奴だな~。死神なんだから、女なんて食わなくていいだろ。ったく、めんどくせ~」

エーガ「・・・」

エーガの怒りは頂点に達し、『KESU NOTE』にプッチの本名を書き込んだ。

こうして、プッチ氏の野望はちり、平凡な日々が訪れるようになった・・・<完>

しょっぱく終わってしまいすみません。早速新シリーズを書きます。


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