プッチノベル:第一作 サバイバー編

2002年7月1日

これは、ゲームセンターメルクスに漂流してしまった10人の生き残り物語である。数々の試練を乗り越え、この過酷なサバイバルを制し、真のサバイバーとなる者は誰なのか・・・!?

それでは、物語の始まりです。

まず、このゲームは2つのチームにわかれ、チームで対決をします。そして、負けたチームから1人を追放審議会によって追放。それを繰り返し、全員の人数が10人から6人になった地点で2チームが合流、そこからが個人戦となります。

それでは、チームとメンバーの発表です。

メルクスチーム ムービング、モエカ、ユッチ、プッチ、オプ  以上5名
三郷チーム エガ、タカオ、ミッツ、シェル、ダテ  以上5名

果たして、どんなドラマがまちうけているのか!?・・・

 

●10人の精鋭達

司会「それでは、始めにやってもらうゲームの発表です。まずは、お祈り大明神!このゲームで争っていただきます!」
プッチ「よし!この勝負もらった!!」
エガ「うわっ!メダルゲームかよ!?」
ダテ「・・・・・ニヤリ」

司会「ルールですが、単純明快。メダルをを多く増やしたチームの勝ちです!  それではみなさん、位置について作戦を決めてください。」

エガ「右のメダル落としはタカオ先生、左はミッツさん、鐘を振るのはダテ、メダル補充係がシェルたんでいこうと思うがこれでいいか!?」
一同「意義なし」

ムー「こちらの作戦は、右にモエカ君、左にユッチさん、鐘振りプッチ君、メダル補充がオプでいこうと思うがどうや!?」
ユッチ「別に、負けんへんやろ!?」
モエカ「もうこのゲーム飽きたし。」
オプ「こっちにはプッチ先生がいるから楽勝や~!」
ムー「そうやな、楽勝やて!」
プッチ「みんな無責任だ~」

そんなこんなで、ゲームは始まった・・・

 

●第一戦

まずはいきなり大明神リーチを引く三郷チーム。しかし、ダテ氏のヒモの振りが甘かったためにチャンスを逃す。
エガ「勘弁してくれよ~」
エガさんにしては珍しく怒っているようだ。
ダテ「ぐぅぇへっ~・・・」

しばらくして、険悪な空気を悟ったシェル氏が口を開いた。
シェル「まあまあそんなに怒らないで、仲良くやりま・・・!ぐは~っ!!!!ゴロン!!」
なんと、お祈り大明神のコンセントにつまづいたシェルさんがこけたのです!
メダルが辺り一面に散乱し、お祈り大明神もコンセントが抜けて停止・・・。そして、司会者が口にした言葉は・・・

司会者「三郷チーム、不正行為により失格です!」
予想もしなかった言葉に静寂な空気があたりをつつむ。なぜだ!?誰もがそう感じていた。そして、再生されたVTRが放送されるとそことには物凄い勢いで転ぶシェル氏の後ろで、ダテ氏がメルクスのメダル王からメダルを盗っている姿が映し出されていたのだ!

どんよりとした雰囲気の中、追放者を決める追放審議会が始まった

 

●追放審議会1

司会者「それでは、一人づつ必要ないと思うメンバーの名前を紙に書いてください。」

暗い空気の中、全員の投票が終わった・・・。

司会者「それでは開票を始めます。」
「一票目、ダテさん」 続いて
「シェルさん」
「シェルさん」
司会者「次に、シェルさんに一票が入ったら追放が決まります。」

次の一票は・・・

「シェルさん!」

司会者「残念ですが、シェルさんはここで追放が決まりました。これにてお帰りください。」

シェル氏の言い分
「まじっすか!?俺追放なんすか!?仕方ないっす・・・。

ダテ「うぃぃっ~、危なかった。」
タカオ「まあ今回の結果なら、シェルさんかダテだったでしょ」
ミッツ「あのミスがなければ勝てたからな~。ダテの作戦は悪くない。仕方ない結果だ・・・」
エガ「さすが極悪さん、ダテを擁護するとは・・・極悪だ~!」
ミッツ「極悪じゃないって!」

そんなこんなで、第2戦をむかえた。

 

●第二戦

司会者「それでは、第二戦の勝負してもらうゲームの発表です!

第二戦は・・・・・

ダービーオーナーズクラブ2000!もちろん、チーム戦で勝負してもらいます。注意事項としましては、自分の馬しか使うことができません。レースは、天皇賞春、NHK、ダービー、宝塚、スーパーダートの計5レースです。そこを考えた上でメンバーを決めてください。」

エガ「うちら4人しかいないし・・・ダテがネックだが、ダテノ●●リ●ッチなら大丈夫だろ!逃げはミッツさんがいるし!」

ムー「やべ~て!どうすんの!?俺ムービングパンダしかいないぞ!」
プッチ「僕とユッチさん、オプ君は裏マックスいるからいいけど・・・。残る一人はやっぱりモエカさんが出るべきかな?」
モエカ「ビハインドしかいないから、負けても怒らんでよ!?」
ムー「決まりや決まり!逃げはオプでええやろう!?」
オプ「いぃぃっ~!!ま、いいですけど・・・。」

メルクスチームが莫大な不安を抱える中、決戦の時がきた。

 

●第二戦決着

プッチ「作戦ですが・・・、逃げのオプ君!yumさんのホムペに書いてあるアシュラさんの打ち方をそのままやってください。ユッチさんはタカオさんをマーク。モエカさんは補正で着拾い。これでお願いします。」

エガ「いつも通りいけば勝てるから。みんな冷静に。」

そして、試合は始まった。やはり、ミッツさんの逃げにオプ君が勝てるはずもなく、逃げポイントは全て三郷チーム。そうは行くかと粘るメルクスチーム!4試合が終わって66対54で三郷チームがリード。しかし、スーパーダートで1着2着4着逃げポイントをとればメルクスチームの逆転勝利が可能だ。運命の最終レース!なんと、内枠全てをメルクスチームが引く!

エガ「やばい!」
ミッツ「うわっ!!やばいって!」

プッチ「よし!みなさん、お願いしますよ!」

だが、夢は一瞬で消えた。ムーさんが灰皿を落とし、その音につられてユッチさんとオプ君がスタート逆噴射!・・・。

結果、三郷チームの圧勝!各自やりきれない気持ちをおさえながら、追放審議会をむかえた。

 

●追放審議会2

司会者「それでは、必要ないと思うメンバーの名前を書いてください。」

「ここで、なぜその人を選んだのか!?理由を聞きたいと思います。」

プッチ「我らのチームがこの後2連勝するために必要でない人だと思ったからです。」
ユッチ「責任を取るべき人だと思ったからです。」
モエカ「あみだくじで決めました。」

司会者「・・・・・・」

オプ「今後の勝ちにこだわっていらないと思う人を決めました。」
ムー「足をひっぱった人だと思ったからです。」

司会者「ついに、このときが来ました。開票です!」

「一票目     オプさん」

続いて

「ユッチさん」
「ムーさん」
「モエカさん」

司会者「次に、プッチさん以外に票が入ったら、その人が追放者となります。運命の一票、その人は・・・

 

静まり返った雰囲気の中、司会者がおもむろに口を開いた。

司会者「それでは、運命となる最後の1票の発表です。

ユッチさん!

残念ですがこれにてお帰りください。」

ユッチ氏の言い分
「やっぱり俺か~。え?なんでわかってたのかって!?そりゃあ自分に投票したからに決まってるでしょ・・・。自分に投票した理由?実はさ・・・、早く帰らないと嫁さんに怒られるんだわ~。ってわけなんで先にかえります。・・・」

モエカ「いや~、ユッチ先生に悪いことしちゃったかな~?あみだくじでユッチ先生になったんだよな・・・、ま、仕方ないかな?」
ムー「あぶね~て!ギリギリや!」
オプ「セーフやセーフ!」
プッチ「・・・、ユッチさんがいなくなるとは・・・。戦力ダウン必死だ。」

それぞれの思いが交錯しつつも、各自、微妙に高いメルクスの150円ジュースを飲みながら次の戦いを待っていた・・・。

 

●二戦を終えて

司会者「10人いたサバイバー達も残り8人となりました。エガさん、これまでの2戦を振り返ってどう思われますか?」

エガ「初戦は失格という苦い形での敗北をしましたが、2戦目はきっちり勝つことができて良いリズムになってきました。」

司会者「プッチさんはどう思われますか?」

プッチ「くやしいですが、うちのチームはバラバラな状況です。現在も息抜きの時間とは言え、みんな勝手にゲームやってますし。」

と、ムーさん&オプさん&モエカさんを見るとDOC2に夢中のようだ。
ムー「あちーて!緑パラ215あるて!当たりや当たり!」
オプ「本当ですか!?」
疑うオプさんに対し、ムーさんはニヤっと微笑みズボンの右ポケットからデジタルメーター付きの最新ノギスを取り出し、パラの量を測って見せたのだ!
モエカ「そんなん持ち歩いとるの!?」
ムー「違うて!仕事帰りだから持っとるだけや!」

司会者&プッチ「・・・・・」

メルクスチームの不安が増大するだけの休憩時間だった・・・。

 

●三戦目

司会者「それでは、第3戦の種目を発表します。第3戦は・・・

バーチャファイター4!4対4の勝ち抜き戦で勝負してもらいます。

プッチ「勝ち決定や!」
ミッツ「うわっ!負けるに決まっとるがや!」

司会者「このままでは三郷チーム不利ですので、ハンデとしましてオプさんとプッチさんはPボタン使用禁止とします。」

オプ「え!?そんなん負けるに決まっとるて!」

司会者「ルールですから!」

プッチ「仕方ない、このルールでやりましょう。」

そして、各チーム第3戦に備えて作戦を立てた。

メルクスチーム
先鋒 プッチ
2番手 オプ
3番手 モエカ
大将 ムービング
先行逃げ切りという作戦だ。

三郷チーム
先鋒 エガ
2番手 ダテ
3番手 タカオ
大将 ミッツ
作戦 ミッツさん任せ。

さあ、第3戦の行方はいかに!?

 

●意外な展開!?

まずは、メルクス先鋒のプッチ氏がバーチャ初心者のエガさんを倒す。Pボタンを封じられいるが、キックメインのサラを使うことにより不利を解消しているようだ。続いてダテさんも倒し、次はタカオさんが相手だ。
メルクスチーム圧勝ムードの中、番狂わせが起きた!タカオ氏がプッチ氏を秒殺したのだ!タカオ氏はラウを使い、発生フレームの早いPボタン連打!あせったプッチ氏の攻撃にたいしてカウンターヒットを連発!プッチ氏を翻弄したのだ。
そして、オプさん、モエカを倒し破竹の3連勝!
追い込まれたメルクスチーム!

ギャラリーからは壮大なタカオコールが沸き上がる!スタッフも三郷チーム勝利の方向で進行を考え出した。メンバー全員も三郷チームの勝ちを信じて疑わなかった・・・・・。

しかし、人々は忘れていた・・・。

かつて、メルクスのじじい使いとして知られ、何人もの強者達をなぎたおして来たバーチャの鉄人的存在。酒飲みムービングの存在を・・・!

 

●酒飲みムービング

タカオコールが沸き上がる中、2人の人物を従えてムーさんが現れた。少々酒が入っているようだ。

プッチ「ムーさん!プレイヤーが酔っ払ってたら意味ないでしょ!今までどこで酒を・・・・」

と、言いかけたところでプッチ氏は全てを悟った。ムーさんの後ろにいる2人。よく見ると、メルクスのバーチャチーム「Zoo」のじじい使い、御隠居と月下爺だったのだ。口をひらきかけたムーさんに対し、プッチ氏は
「わかりました。今まで練習してたんですよね?その練習の成果、勝負で見せてください!期待してますよ!」
ムーさんは何か言いたそうだったが、任せろ!という雰囲気でタカオ氏と勝負を始めた。

秒殺!!

まさに怒涛の攻め!ムー氏の圧勝だった。

ムー氏は勝利のポーズとばかりに尻を叩きながら相手を挑発している。
ムー「余裕やて!」

そこへ、ラウを使うことにしたミッツ氏が一喝!
ミッツ「老いぼれが!ひねり潰してくれるわ!!」

さあ、因縁の大将戦。どうなるのか!?

 

●第三戦決着

物凄い形相でムー氏をにらむミッツ氏。しかし、全く動じていないムー氏は
「さあ、始めようかのぉ~。」
と余裕を見せつけていた。

そして、宿命のバトルが始まった・・・。

ギャラリーが見守る中、決着は着いた。

まず口を開いたのはムー氏

ムー「ラウ汚ねぇ~て!」
プッチ「簡単に負け過ぎですよ!練習してたんじゃないんですか!?」
ムー「え!?いや、さっきさ~、そこのエレベーターで2人に偶然あっただけや!」
一同「・・・・・」

第3戦は、三郷チームの勝利で幕を閉じた・・・

追放審議会の前に、ムー氏がモエカ氏とプッチ氏を連れ出した。
ムー「さっきの戦いよぉ、オプが負けるのがあかんのやて!」
モエカ「確かに。オプがはよぉ負け過ぎなんやわ!」
プッチ「う~ん、有段者にしてはあっさり負けてましたね~。」

ムー「決まりやな!」

そして追放審議会をむかえた・・・

 

●はめられた男

司会者「今から、追放審議会を始めます。それでは、いらないと思うメンバーの名前を紙に書いて下さい。

各自名前を書き終えた。

それでは、開票します。」

「一票目    オプさん」

「続いて    オプさん」

司会者「次にオプさんに票が入れば追放が決まります。」

「オプさん!残念ですがこれにておかえり下さい。」

オプ氏の言い分
「なんで俺なの!?絶対なんか謎があるて!ま、それは家に帰ってプッチさんの日記で確認します。あ~あ・・・、今日から家にひきこもってバーチャや!ちび太コンボの練習やー!」

モエカ「なんか納得いかんな~、ムービングさんに騙された気がするて。」
プッチ「そうですね・・・。」

作者のネタ切れが心配される中、チーム戦最期の第四戦をむかえた・・・(爆)

 

●第四戦

司会者「第四戦の前に、皆さん、メルクスの一階に下りて下さい

ここが何をする場所であるかは、皆さんご存知ですよね?そうです!第四戦はボーリング対決をしてもらいます!」

ミッツ「ボーリングか~、面白そうだな~。」
プッチ「いいですね~。」

司会者「ちなみに、4人対3人なのでチームのアベレージで勝負します。」

と、説明が終わったところで、どこからか聞きなれた甲高い声が聞こえてきた。

「よぉ~!あれ!?みんなお揃いで何やってんの!?お!?モエカ君までいるやん。久しぶり。」
そう、その声の主とはエガ氏のホームページの研究室でお馴染み、プライム鬼講師であった。

プライム「今からボーリングするの!?あれ!?でも4対3やん。あ、ちょうどいいから俺こっちに入るわ~。」
と、強制的にメルクスチームに入ってしまったプライム氏。司会者も困惑の表情を浮かべている・・・。

さあ、第四戦はどうなってしまうのか!?

 

●ボーリング対決

司会者「それでは、メルクスチームはプライム氏を加えた4名で戦ってもらいます。」

メルクスメンバー全員、仕方ない、という感じでうなずいた・・・。というのも、メルクスメンバーでボーリング大会を開くことがあるのだが、プライム氏が入ると負ける。そんな説が浮上していたからだった。

プッチ「皆さん、楽しくやりましょう!」

その言葉にみんなが立ち直り、メルクスチームはあきらめ半分で勝負を始めた(爆)

データ的にみると(これはマジなデータです。)、メルクスチームはモエカ氏がアベレージ170、僕は140、ムー氏は110、プライム氏は140。三郷チームはミッツ氏が170、エガ氏が120か180の爆弾プレイヤー、タカオ氏も不安定、ダテ氏は・・・知りません(爆)
そう考えるとかなりの良い勝負が期待されます。

ボールリング対決の第四戦、ついにあの人がミラクルをおこす・・・・・!

 

●ミラクル!?

司会者「それでは、第四戦のボーリング対決を開始します!」

ピ~ッ!!(←開始の合図)

一球目からいきなりストライクを出すムー氏!
ムー「あちーて!ストライクや、完璧や!」
モエカ「何言っとんの!?練習ボールやぞ!?」
ムー「え!?」
プライム「あはは!始めから運使いすぎやぞ~。」
プッチ「終わった。天も我がチームを見放した・・・」

やる気0のプッチ氏。しかし、そんな中物凄いミラクルを起こした人がいた。なんと、我がチームの疫病神だと思われていた(爆)プライム氏が大爆発!ターキーをまじえた200点オーバーのスコアを叩き出したのだ!!

プライム「どんなもんや!これが実力よ!」
プッチ「流石です!講師にはかないません!」
モエカ「プライムさんやる~!」
ムー「プライムさんのおかげや!」

どうやらプライム氏は、純粋にボーリングを楽しむことで実力以上の力を出したのだ。

三郷チームの出る幕無し!まさにワンマンショーでメルクスチームが勝利した。

 

●問答無用エガさん

追放審議会の前にエガ氏がタカオ氏とミッツ氏を呼び出した。
エガ「プライムさんにやられたて。あの人は勝負弱いけど肩の力が抜けたときは凄い力を使うんだよな~。」
ミッツ「プライムさんの200点越えは以外やったな~。あれじゃ負けても仕方ないわ・・・。」

エガ「で、追放審議会の件ですけどわかってますよね?チーム極悪会の力を発動させます。よろしいですね?」
ミッツ&タカオ「ラジャ!!」

そして迎えた追放審議会。極悪会の力によりダテ氏が追放された。

ダテ氏の言い分
「うぃぃ~ッ。追放された~。明日もバイトだから今日はこれで帰ります。」

ミッツ「エガ、うまくいったな~。」
エガ「そうですね極悪さん。ぐへへ。」
ミッツ「おまえが一番極悪なんやて~。タカオもそう思うやろ?」
タカオ「僕にふらないで下さいよ~(笑)」

始終和やかで余裕のある三郷チーム。そして、戦いはついに個人戦に突入するのであった・・・。

 

●個人戦突入

司会者「10人いたサバイバーも残り6人となりここから個人戦に入ります。ルールの変更としましては、勝った1人が勝ち抜けで、負けた人達の中から1人を追放審議会で追放するというシステムに変更されます。なお、勝負に勝った人は投票の対象外となりますが、投票権はあります。」

「それでは早速始めたいと思います。個人戦最初のゲームは・・・!

メダルゲームの競馬!舞台はアスコット競馬場!

これで勝負してもらいます。始めに各自400枚のメダルを提供します。そのメダルを10レースの間にどれだけ増やすことができるかを競っていただきます。」

ムー「この勝負もらったて!」
エガ「実際の競馬なら勝ち確定なのに・・・。」
プッチ「メダルゲームのキャリアなら負けないぞ!」
ミッツ「やばいな~!」
モエカ「増やせばいいんでしょう、増やせば!」
タカオ「エクスカリバー、エクスカリバー・・・」

さあ、どんな展開が待ち受けているのか!?

 

●それぞれの思惑

司会者「それでは、勝負開始です!」

まず、大量投資したのはミッツ氏。しかし、はずしてしまいいきなり痛恨のミス。そして次のレース、出走表を見た瞬間プッチ氏とモエカが叫んだ。

プッチ&モエカ「キタ――(゚∀゚)――!!

3200Mのターボターボ!!」

とっさに口を結んだが一部の人に聞かれてしまった。結果、ターボターボは勝ってメダルは増えたが他人との差をつけることはできなかった・・・。

その後ものまれたりの繰り返しで結局最終レースを迎えて皆200枚ぐらい残していた。

ミッツ「作戦は決まった。俺は今206枚のメダルを持っている。ここで一枚も賭けずに皆が外すのを狙うぞ・・・。」
ムー「まちげぇねえ!アローフィールドや!!全部ぶち込みや!」
モエカ「ワンダーモモクリや!」
タカオ「エクスカリバー、エクスカリバー。」

この全員の動きを察知したかのようにニヤっと微笑む人物がいた。そう、エガ氏とプッチ氏である・・・。

 

●合流後初の勝者は?

エガ(たぶんタカオ先生はエクスカリバーの単勝に50枚ぶち込む・・・。で、ムーさんはアローフィールド。ミッツさんは、あの様子だと逃げ切り作戦。ということは・・・!人気のアローフィールドとエクスカリバーの単勝に同じくぶち込めば、ゲームのシステム上この2頭は飛ぶ!よし!そう決まればシャルルマーニュや!)
プッチ(エガさんも気づいたみたいだな・・・。そうなれば、どっちが馬券上手か勝負だ!)

そしてレースは始まった。
ムー「よし!アローフィールドそのままや!」
タカオ「あれ!?エクスカリバーが伸びてこない!」
モエカ「いけ!ワンダーモモクリ!!」

残り200M、逃げるアローフィールドにシャルルマーニュが襲い掛かる!その外から一気にプラチナルビーが突っ込んだところでゴール!

プッチ「うわっ!プラチナルビーかよ!」
エガ「当たった~!」

なんとエガ氏が本線的中。勝利者はエガ氏となり、個人戦初の追放審議会にむけて各自よからぬ?作戦を立てていた・・・。

 

●チーム極悪会

追放審議会を前にエガ氏がタカオ氏、ミッツ氏、プッチ氏を呼び出した。

エガ「これで極悪会の面子が揃いましたね。プッチ君、次の追放審議会で落とす人を決めたんだけど同意してくれるかな?」
プッチ「・・・・・」
エガ「あれ?返事が無いな~。」
プッチ「今回は自分の力で勝負します。だから、極悪会として動くわけにはいきません!」
エガ「君、立場をわかっていないようだね~。」
プッチ「・・・・、自分、不器用ですから・・・。」
エガ「って、高倉健かよ!」
ミッツ「ってか三村風の突っ込みかよ!」
タカオ「ミッツさんまで三村風だし。」
一同「あはははは!」

そして、プッチ氏は場所を離れた。

エガ「ごまかされた!」
ミッツ「あれは手ごわいぞ!エガ、どうする?」
エガ「こっちに作戦があります。うひょひょひょひょ。」

そう言いうと、エガ氏は、再度プッチ氏を呼び出した・・・。

 

●極悪総帥

エガ「プッチャ~ン、極悪会として動いてくださいよ~。」
プッチ「なれなれしく呼ばないで下さい!」
エガ「いぃぃぃぃっ?、僕達の仲じゃないの~!?」

そう言うとエガ氏は、鞄の中から何かを取り出してプッチ氏に見せつけた。

プッチ「そ・・・それは・・・!」
エガ「これ欲しくないの~?特別にサインまであるんだけどな~。」
プッチ「総帥!どこまでもついていきやす!」

エガ氏は、プッチ氏に写真集『Rika Ishikawa』を渡し買収したのである。

プッチ氏は満面の笑みを浮かべて去っていった・・・。

エガ「作戦通りや!」
ミッツ「流石は極悪や!総帥にはかなわん!」
エガ「いえいえ、ミッツ悪代官様ほどでは。」
エガ&ミッツ「はははははっ!!」

作戦は完璧だった。追放審議会ではモエカがおとされ、残るメンバーは5人となった。

 

●急展開

モエカの言い分
「簡単に落とされすぎや!つまらんて!今からパチンコでも行ってきます。」

司会者「サバイバーも残り5人となりました。ここで、作者の都合上、陪審員による決戦投票をこの5名が対象で行いたいと思います。」

一同「聞いてないよ~。」
ムー「ちくしょ~!訴えてやる!」

司会者「なお、言い忘れましたがダチョウクラブの真似をした人は即刻退場です。」

ムー「え?冗談やろ!?」

司会者「私は大真面目だ!私に逆らうものは皆殺しだ!ははははは!」

ムー「なんかおかしいぞ?この司会者!?・・・わかった!貴様、偽者だな!?」

偽司会者「ふっ、よく見破ったな。確かに私は偽者だ。賞金の一千万は私が頂く!」

ムー「誰だ!?正体をみせろ!」

偽司会者「わかった。冥土の土産に見せてやろう!俺の正体を!!!」

そういうと、偽司会者は正体を見せた・・・・・。

 

●バトル

そして、正体を見せた偽司会者を見て、一同は唖然とした。

エガ「なぜ、君が・・・」
タカオ「・・・・・」
ムー「嘘やろ!?」
ミッツ「そんな馬鹿なことが・・・」
偽司会者「はーはははは!今更知ったところで遅いわ!賞金は頂いた!さらばだ!!」

ムー「逃がしはしない!」
ミッツ「俺はその金で焼肉を食う予定なんだ!焼肉は俺のものだ!」
エガ「みんな一千万ごときでうだうだ言い過ぎや!」
ミッツ「エガは金持ちだからいいかもしれんがうちらは必死なんや!」
ムー「待て~!!」

一人、冷静なタカオ氏。先回りして逃げる偽司会者の前に現れた。

偽司会者「貴様ごときに、この俺を止めることはできん!」
タカオ「問答無用!」

タカオ「これはシェルさんの分!」
グハっ
「そしてこれはダテの分」
ブハっ
「そしてこれはみんなの分だ~」
バキっ

偽司会者「グっ・・・」

なんと、タカオ氏が偽司会者を倒したのだ。

 

●そしてそれから

偽司会者の正体。もうおわかりですね?そうです、プッチ氏が正体だったのです。
プッチ氏を倒したタカオ氏は一千万を手にし、みんなが来る前に立ち去った。

ムー「いたぞ!」
ミッツ「あれ!?やられとるがや。」
エガ「・・・・・!タカオがいない!」
ミッツ「あ、ほんとや!しまった!タカオにやられた!」
ムー「やられたて!」

こうしてタカオ氏が一千万を持ち逃げする形でサバイバーは幕をとじた・・・。

それから2年後・・・

ミッツ「あ~。今日も良い天気やな~。今から中京競馬場でも行こう!今日はリッチに指定席や!」

そして指定席に入ろうとしたミッツ氏は思いがけないものを目撃する。

ミッツ「あ・・・、あの馬主席に入っていくのは・・・!!タカオだ!一千万を元手に稼ぎやがったな!くっそ~!!許さん!」

警備員「なんですか?あなたは!」

ミッツ「どけや!許さん!」

ザクっ!!!!

 

●結末

タカオ「・・・ミ、ミッツさんじゃ、な・い・で、すか・・・。」
ミッツ「悪く思うな。これがみんなのためなんや!」
タカオ「ブハっ!!でも刺す・なんて、や、やりすぎ・じゃ、な・いで、すか?・・・。」
ミッツ「笑止!これでええんや!」
タカオ「・・・」バタっ・・・

ミッツ「人生とは儚いものよのぉ~。俺もこれで終わりや・・・・。」ザクっ・・・

警備員「おい!大変だ!!人が2人倒れてるぞ!救急車だ!!」

ピーポーピーポーピーポー・・・・

<<完>>

今までご愛読ありがとうございました。明日から普通の日記に戻りますが気が向いたら新シリーズを再開しますので、楽しみにお待ちください。

PS、最後はめちゃくちゃになりましたが、ギャグ話の鉄則。ネタが切れたら即終了。というのを実践しただけです(爆)


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