アーモンドアイ…ベストパフォーマンスが発揮されるのはマイルから中距離のスピード勝負。マイルでは切れ味鋭い脚を繰り出して差す競馬が主流。距離が伸びればスピードに物を言わせた先行力と、さらにそこから加速する切れ味で後続を完封する走りが武器。年齢的にも上積みは無いが、横綱競馬で他馬を圧倒するポテンシャルは十分。弱点を上げるとすれば、スタミナと底力。しかし、東京コースでは圧倒的なスピードでスタミナを補い、底力勝負にしない切れ味で抜け出すため弱点が弱点にならない。そう言う意味では、今回コントレイルの存在が驚異になりそう。
コントレイル…この馬のイメージは、まさに優等生。父親のディープインパクトは、名前にも負けないくらいインパクトのある化け物じみた走りが印象的でしたが、この馬に化け物という言葉をつけるとしたら、化け物じみたレースセンス。レースそのものを支配しているかのような走りで勝利する。前走は始終折り合いに苦労していたが、それでも勝ったことでさらに階段を登ったと思う。この馬のレースを支配する走りで、アーモンドアイにプレッシャーをかけて叩き合いに持ち込めば、そこに勝機を見出せると思う。
デアリングタクト…前走を見てレイパパレの方が強いとか、あのタイムでは…などといろいろケチがついているようですが、個人的に前走は、トップギアを封印して勝利しているので全く問題無いと思っています。今までのレースを見返したのですが、この馬はムチに対する反応が素晴らしいんですよね。オークスもムチ入れてからの凄まじい反応で馬群を割り、最後にムチ打つのやめた瞬間に脚を止めていることからもわかると思います。テンションが高くなりやすい性格からも、敏感な馬なんだと思います。アーモンドアイとは違い、騎手に応える馬だと思うので、そういう意味ではアーモンドアイに勝つとしたらこの馬では?と思っています。何度見ても桜花賞は圧巻なんですよね。みんな止まるペースを一頭だけ伸びてるっていうのが…。
というわけで、楽しみな一戦を前にまだまだ悩みたいと思います!