センスの問題

～第壱回～ 数々の名勝負、名馬、名ジョッキーを産み出した『DOC2000』 移り行く時代の中で、その姿は公の場から姿を消した。現在、一部の人たちでは大会等行われているが、その大会も規模を縮小されているのが現実である・・・。 そんな中、ある噂が流れた。 『DOC2006が出るらしいぞ(ﾟ∀ﾟ)！！』 その情報は、かつてDOC2000で名が通っていた人達にも行き届いていた。 モエカ「まじか！？また出るんか！？」 ムービング「なんやと！？その情報ほんとか？？」 エガ「う～ん・・・もう、どうでもいいかな？今は、カラオケやってるしな～」 エックス「うそ！？今野球やってるからどうしようかな？」 シェル「まじっすか！？マジッスカ！？馬路ッ巣科！？」 と、さまざまな反応をしめした。 ～第弐回～ DOC2006。細かい情報がないまま、その稼働日がきまった・・・ 発売日が近づいても、情報が流れない。 ガセか！？発売元がセ○だからガセか！？ と、くだらないギャグがネットで流れるほど、巷では盛り上がっていた。 そして、迎えた発売日当日。 各地のゲームセンターでは異変がおきていた。 なんと、そこにあるのは紛れも無くDOC2000。 「ふざけるな！DOC2000じゃないか！？」 「いや、たぶん何かが違うんだよ。」 「やって見ればわかるはず。」 が、どこをどうみてもDOC2000 その様子を見ていた店員が口を開いた。 ～第参回～ 「DOC2006は、念能力者が開発したゲームである」 店員は、わけのわからないことを言い出した。 「まず、DOC2000を１ゲームやってもらいます。そこで、その人の念に応じてDOC2006のプレイヤーが選抜されます。現在は、これしか言うことができません。」 店員の言ってることは、わけわからないが、大まじめな顔つきをしている・・・。 「やってみるか・・・」 とりあえず、そこにいる人達はゲームを始めた。 【メルクス東名店にて】 パワフル「モエカ君、悪いが先にやらせてもらうよ。」 そう言うと、パワフルさんは、ゲームを始めた。馬は「パワフルミラクル」で出走。 見事な単騎差しを披露。素人集団をうならせた。 しかし、何も起きない。 店員が言った「パワフルさん、残念ながら不合格です」 ～第四回～ 「確かにパワフルさんは素晴らしい騎乗をしましたが、潜在能力等を考慮した結果、DOC2006をプレイする念能力には及ばないと判断しました。」 その言葉を聞いたパワフルさんは寂しそうに去っていった・・・。 モエカ「なんだ、米屋はダメだったんか。じゃあ、次は俺がやったるわ！」 そう言うと、名馬ビハインドザモエカを取り出した。 そして、迎えたレース。なんと、不良馬場の東京ダート1600。 モエカ氏は叫んだ「ふざけんなって！父親スズカだから、ダート走らないし、重馬場もダメだって！！」 だが、無情にもレースは行われた。 怒りに任せて逃げ戦法でムチを叩くモエカ氏。 そしてゴール。タイムも平凡。それどころか、アブクマポーロに差されそうになる始末だった・・・。 レース終了後、返却された馬のカードに異変が。これは一体・・・ ～第五回～ モエカ氏のカードに、DOC2006の印字がされていたのである。 店員「おめでとうございます。あなたが、メルクス東名店の第一号DOC2006プレイヤーです。」 モエカ「うそ！？合格したんか？でもギリギリやったぞ？」 店員「このゲームは、その人の潜在能力までもを見抜いて合否を判定します。どうやらそこで合格したようですね」 モエカ「やっぱな。センスの問題や。」 メルクス東名店でモエカ氏が合格していた頃、三郷バッティングセンターでは・・・ 【三郷にて】 スペシャル＆ビバ＆カイ○ン「なんで、俺達が不合格なんだYO！！」 カイ○ン「こいつらはともかく、アブロジ100代、セイウン100代の所持者の俺が何でだよ！！」 ビバ「ビバノンノ、ビバビババビバー！！」 スペシャル「・・・」 ここで、エガさんが三郷に到着。すると・・・・ ～第六回～ エガさんが到着した瞬間、空気が変わった。 ビバ＆スペシャル、一同が皆その威圧感に圧倒されていた・・・ が、しかし、ある人物だけその威圧感が通じなかった。 それは、空気が読めない男「カイ○ンである」 空気が読めないので、威圧感を感じないのである（ｗ カイ○ン「俺が不合格なんてありえねぇ！！」 騒ぎつづけるカイ○んに、エガさんが一言。 「おい、カイ○ン。あんまり騒ぐなよ。最近、夜道で物騒なことが起こるからなぁ。」 これを聞いたカイ○ン。そこまでバカではないため、すべてを悟り、だまってお家へ帰っていった・・・。 使いの者「ここでの合格者はエガさんのみとなりますがよろしいでしょうか？」 エガ「ちょっと待ってくれ。今日来てない実力者たちを合格させたいがいいかな？」 使いの者「もちろんよろしいです。」 どうやら、使いの者もすでにエガさんに操作されているようだった・・・。＜続く＞ PS。DOC2006は、ネタが浮かばないので中止します（いつものこと（爆）

プッチノベル：DOC2006～第壱回～